お役立ちコラム
台風時のすきま風対策!サッシの強化とおすすめ防風アイテム
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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
台風シーズンになると、強風に乗って冷たい空気が室内に吹き込む「隙間風」が気になる方もいるでしょう。中でも長年サッシを取り替えていない場合、枠やガラスを固定する部分の気密性が落ちているため、隙間風が入りやすくなるでしょう。
とくに台風時は、通常の風圧よりもはるかに強い空気の流れが押し寄せるため、サッシの劣化部分から風が侵入しやすい状況です。放置すると、次のことが起こるでしょう。
- 雨が室内に入り込む
- 風による音が気になる
快適な生活を送るには、防風アイテムが役立ちます。しかし、防風アイテムといってもさまざまです。
今回のお役立ちブログでは、隙間風を放置するリスクや、サッシの強化方法・おすすめの防風アイテムをお話しします。
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台風時の隙間風を放置すると起こるリスクを知ろう!何が不都合?
隙間風は「少し寒い」「音が気になる」という不快感だけでは済みません。台風時に放置すると深刻な被害を招き、家全体の耐久性や住環境に影響を及ぼします。被害は時間が経つにつれて広がり、修繕費用の増大や生活の質の低下を招くため要注意です。
主なリスクは次の通りです。
- 雨水の吹き込みによる室内浸水
- 湿気やカビの発生
- サッシや床材の劣化促進
- 冷暖房効率の低下と光熱費の上昇
- 建物全体への影響と資産価値の低下
項目ごとにみてみましょう。
雨水の吹き込みによる室内浸水
強風と雨が同時に押し寄せると、サッシの隙間から雨水が入り込みます。カーテンや床、壁紙のシミ・変色を招き、放置すると染み込んだ水分が内部断熱材まで届き、カビの温床になるかもしれません。
中でも木質フローリングは水に弱く、数回の浸水で反りや膨らみが起きるため、歩行時にきしみ音が発生することもあります。
湿気やカビの発生
隙間風とともに入り込む湿気は室内の相対湿度を急激に上げ、カビやダニの発生リスクを高めます。カビは見える部分だけでなく、壁の内部や家具の裏など目に届かない場所で繁殖し、気付かないうちに被害を拡大させるでしょう。
発生したカビ胞子は空気中を漂い、アレルギーや喘息、慢性的な呼吸器疾患の原因になります。中でも小さな子どもや高齢者は免疫力が低いため、健康被害が出やすいでしょう。
冷暖房効率の低下と光熱費の上昇
隙間風が室内に入り込むと、エアコンや暖房の効きが悪くなります。夏は冷たい空気が逃げ、外の熱気が入り込んで室温が安定しないため、冷房をかけ続ける必要が出てきます。
また、冬は暖房で温めた空気が逃げてしまい外の冷気が入り込むため、室内の温度が下がりやすくなるでしょう。結果、エアコンや暖房器具の稼働時間が増加し、電気代が上がるかもしれません。
サッシや床材の劣化促進
隙間風とともに入り込む雨や湿気は、家の構造材に少しずつダメージを与えます。サッシの金属部分が錆びると滑りが悪くなり、窓の開閉が重くなって日常生活にも支障をきたします。サビが進むと交換が必要になって、余計な費用が発生するでしょう。
また、木製の部材は含水率が高まることで膨張や収縮を繰り返し、反りや割れ、最悪の場合は腐食にまで至ります。変形は一度進むと元に戻すのが難しいため、床の張り替えや枠の交換など大掛かりな工事につながることがあります。
建物全体への影響と資産価値の低下
隙間風の放置は、快適性の問題にとどまりません。繰り返し浸入する水分は建物の内部構造を劣化させ、耐久性そのものを低下させる恐れがあります。耐震性が低下すると、住宅の資産価値を下げる要因になるでしょう。
中古住宅として売却を考えた際にも、内覧時に「カビ臭い」「床が浮いている」といった印象を与えやすく、評価額が下がる要因になります。
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自宅でできるサッシの隙間風対策【応急処置編】|DIYでできることとは?
台風直前や当日にできる応急処置は、短時間で効果を発揮します。主な方法は次の通りです。
- すきまテープの貼り付け
- 防風カーテン・断熱カーテンの設置
- 養生テープを使った簡易封鎖法
- 窓下に防水シートやタオルを敷く
詳しくみてみましょう。
すきまテープの貼り付け
室内に侵入する隙間風を弱め、体感を変えたい方におすすめです。スポンジ素材のすきまテープは100円ショップやホームセンターでも入手可能で、窓枠やドア枠に沿って貼るとよいでしょう。
防風・断熱カーテンの設置
室内側にもう一層の防御を作ることで、風の侵入を軽減できます。防風カーテンや断熱カーテンは厚手の素材でできており、空気の流入を抑えるだけでなく保温・遮熱の効果も期待できるでしょう。
養生テープを使った簡易封鎖法
台風接近前に一時的に隙間を塞ぐには養生テープが有効です。窓枠とサッシの合わせ目を重点的に貼ることで、隙間風による雨の浸入を抑えられます。
窓下に防水シートやタオルを敷く
浸水による二次被害を防ぐには、窓の下に吸水性のあるタオルや防水シートを敷きましょう。防水シートを折り畳んで置くと一時的な堤防となるため、水の室内浸入を遅らせることが可能です。
台風前に行いたいサッシのメンテナンス【応急処置編】|主な作業は?
応急処置は一時的な対応です。根本的に解決するには、台風シーズン前の定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。
サッシのメンテナンスの代表例は次の通りです。
- パッキン・モヘアの交換
- サッシレールの清掃と潤滑油塗布
- 戸車やクレセント錠の調整
- 窓ガラスの飛散防止フィルム施工
項目ごとにみてみましょう。
パッキン・モヘアの交換
サッシの密閉性を保つには、パッキンやモヘアの劣化チェックが重要です。ひび割れや硬化、摩耗がみられた場合は交換した方がよいでしょう。メーカー純正の部品を使えば元の気密性に近い状態を回復できます。
サッシレールの清掃と潤滑油塗布
レール部分は砂や埃が溜まりやすく、開閉の妨げになる恐れがあります。定期的に掃除機やブラシで清掃した後、シリコン系の潤滑剤を薄く吹き付けておくと開閉がスムーズになり、部品の摩耗を防ぐことも可能です。
戸車やクレセント錠の調整
窓の建付けは、長年の使用で少しずつズレていきます。戸車の高さを調整することで、サッシの歪みを補正でき、隙間が減少します。さらにクレセント錠(窓を固定する金具)の締まり具合を調整すれば、気密性の向上が期待できるでしょう。
窓ガラスの飛散防止フィルム施工
台風時に最も危険なのが、飛来物によるガラスの破損です。窓に飛散防止フィルムを貼っておけば、万一割れても破片が飛び散らず、室内への被害を大幅に軽減できます。UVカット機能付きを使えば、紫外線対策としても有効です。
サッシの隙間風対策向けのアイテムもある!何を使うといい?
台風の強風や豪雨に備えるには、サッシの強化が効果的です。応急処置や簡易メンテナンスだけでは限界があるため、本格的に対策したい場合は防風アイテムの導入を検討するとよいでしょう。
- 高密閉型サッシへの交換
- 内窓(二重サッシ)や二重ドアの設置
- 防風・防雨パネルの活用
- 防水性能付きシャッターの導入
それぞれお話しします。
高密閉型サッシへの交換
最新のサッシは従来品と比べ、枠やパッキンの精度が向上しています。中でも「高断熱・高気密型サッシ」は、窓枠の隙間を徹底的に減らし、風雨の浸入を防ぐだけでなく結露防止にも優れています。
中でも、樹脂サッシやアルミ樹脂複合サッシは断熱性が高く、夏の冷房効率や冬の暖房効率を格段に上げられるため、光熱費の削減も期待できるでしょう。
内窓(二重サッシ)や二重ドアの設置
既存の窓の内側にもう一枚窓を追加する「二重サッシ」は、空気層を作ることで断熱・防音・防風効果を発揮します。外の風圧を直接受けにくくなるため、サッシ本体の劣化を抑えてくれるでしょう。
また、玄関ドアも同様に二重化することで、強風時の隙間風や雨の吹き込みを防ぎやすくなります。防犯性を高めたい家庭や、騒音対策をしたい環境におすすめです。
防風・防雨パネルの活用
台風の接近時だけ設置する「取り外し型のパネル」は、常時設置する必要がなく外観を損ねません。軽量タイプであればDIYでも取り付けられます。
必要な時に短時間で取り付けられるため、コストを抑えつつ実用性を高めたい方におすすめです。
防水性能付きシャッターの導入
1階や海沿い・川沿いの住宅では、防水性能付きのシャッターは大きな効果を発揮します。シャッター自体が風雨を遮断するため、窓からの浸水や飛来物の衝突によるガラス破損などを防げるでしょう。
近年では断熱機能や電動開閉機能を備えた高性能タイプも登場しており、防犯としても役立つため、安心を求める家庭に適しています。
台風シーズンの隙間風対策は「おうちのかかりつけ医OHANA」に相談を!
台風時にサッシから侵入する隙間風は、単なる「不快感」にとどまらず、雨水の浸入・カビの発生・床材の劣化・光熱費の増加といった深刻な問題を引き起こします。放置すれば建物全体の耐久性や資産価値を損なう恐れがあり、応急処置やDIYだけでは限界があります。そこで重要になるのが、専門的なサッシのメンテナンスや高密閉型サッシ・二重窓・防風アイテムなどの導入です。これらを適切に組み合わせることで、台風による被害を未然に防ぎ、快適で安心できる住環境を実現できます。
「おうちのかかりつけ医OHANA」では、台風時の隙間風対策から本格的なリフォームまで幅広くご相談いただけます。問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール・お電話でのご相談、さらにショールームでの実物確認も可能です。
少しでも不安を感じたら、早めに行動することがご自宅を守る最善策です。ぜひお気軽にご連絡ください。
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