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外壁に発生する錆の種類|錆の種類でヤバさは変わる?

著者:庄嶋 善則

外壁に発生する錆の種類|錆の種類でヤバさは変わる?

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!

金属外壁を使っている建物には、どうしても経年劣化による「錆」が発生してしまいます。そのため、金属外壁は必ず定期メンテナンスを行うようにしましょう。耐用年数を超えてしまった塗料は、いつ破綻するかわかりません。

効果がなくなり、塗膜の内側で進む劣化にはなかなか気づくこともできないものです。そのため、耐用年数に合わせたメンテナンスを心がけるようにお願いします。

今回のお役立ちコラムでは「外壁に発生する錆の種類」をお届けします。錆の種類による危険度なども考えていきましょう。

 

外壁に発生する錆の種類について

外壁に発生する錆の種類について

外壁に発生する錆には「4種類」存在します。

・赤錆

・黒錆

・白錆

・青錆

それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

赤錆

最もポピュラーな金属錆が赤錆です。鉄に付着する赤い酸化鉄になります。この赤錆は「水に溶けやすくとても脆い」性質なので、進行するほどに外壁を弱くしていきます。最終的には指で押しただけで穴が空くほどに劣化するため、発生したら早めに対処が必要です。

そして、進行スピードがとても早いため、一部に赤錆が発生したら周辺にもすでに進行していると考えて良いでしょう。

 

黒錆

黒錆は自然発生しません。高温の熱がかかった場合に、その場所を保護するために発生するため、外壁材を劣化させるような錆ではないことを覚えておきましょう。黒錆が発生した場所は、金属の密度が高くなるため非常に硬くなります。また、黒錆が発生した場所には赤錆の発生リスクがなくなるため、それ以上の劣化はしなくなります。

 

白錆

白錆はアルミニウムや亜鉛などに発生する金属錆になります。赤錆同様、金属を劣化させていく錆です。発生する金属によって色が違いますが、この白錆も金属が酸化した結果発生しています。

ただし、赤錆のように内部まで侵食するのではなく、表面の保護幕が酸化して発生するものなので、素材そのものがすぐに脆くなっていくようなものではありません。適切な対処をすることで、侵食を防ぐことができます。

 

青錆

青錆は銅が酸化することで発生する錆です。金属の酸化で発生しているものの、赤錆・白錆とは特性が異なり、表面を保護するために発生している錆になります。よく聞く言葉では「緑青(ろくしょう)」という呼び方をされています。

抗菌力や耐食性を持つ錆で、人体にも安全な錆なので心配する必要はありません。青錆が発生している場所は、腐食が発生しづらくなっています。

 

錆が発生する原理

錆が発生する原理

錆の発生は、水分と酸素が原因です。一般的に「酸化」という現象で、空気中の水分と酸素、それに金属が結合することで錆として表面化するのです。

水がかかった金属が錆びやすいのは、空気中に含まれる以上の水分がすでに周りにあるため、酸素だけを取り込めば酸化が進むという状況にあるからです。

では、金属外壁が錆びる原因を考えていきましょう。

 

もらい錆

錆は伝染します。そして、金属外壁の錆の多くはこのもらい錆によるものだと言えます。とは言っても、わざわざ錆びたものを擦り付けているわけでもないのに、どこから錆をもらっているのかと感じるでしょう。

実は、錆はちょっとしたことで飛んでくるのです。例えば自転車のチェーン、漕ぎ出すたびに錆びた部分を飛ばしています。傘の骨も、開く度に稼働部に発生した錆の粉が飛んでいるんです。

他にも、自動車の摺動部や雨戸の貨車部分、金属部品を使っているものであれば、どんなものでも錆を飛ばしていると考えてみてください。それも、目に見えないほど細かな粉になっているのです。

それらが風に乗って外壁に付着しているわけです。最初のうちは錆になる前にセルフクリーニング作用によって洗い流されていますが、時間が過ぎるにつれて外壁の保護幕が劣化し始めます。すると、今度は錆の粉が内部にまで作用しは味右手、最終的には外壁材に錆を誘因し、内部から赤錆が発生するというわけです。

 

金属外壁だから

そもそも、外壁タイルたモルタル壁であれば、表面からの錆は発生しません。RC造の場合、内部にある鉄筋が錆びるということはありますが、基本的には「金属外壁」だからこそ錆が発生してしまうのです。

しかし、金属外壁はとても優秀で、遮熱性能が高かったり、防音効果が強かったりと、他にはないメリットを持っているのも確かです。そのメリットを捨ててまで他の外壁材は選びたくないという方もいらっしゃいます。

だからこそ、定期メンテナンスで金属外壁を保護する必要があるわけですね。

外壁塗装は、金属外壁の地金部分を外部の影響から守る役目があります。そのため、耐用年数をすぎる前にしっかりと塗り直す必要があるのです。これを怠ることで、金属外壁の寿命も短くなっていくということを覚えておきましょう。

 

施工不良による傷

外壁塗装をする際、錆が発生している部分に関しては「錆止め」を施してから施工しなければ意味がありません。むしろ、そのままの状態で蓋をすれば、内部はどんどん侵食していくのです。これでは全く意味がありません。

発生している錆を取り除き、樹脂などで進行を食い止め、しっかりとした処理をした上で外壁塗装をしなければいけないのです。また、その際パネルに大きな穴が空いてしまっていたり、侵食範囲が広い場合は、再利用せずにパネルを入れ替えて対応しなければ、十分な強度を保てません。

これらを十分に注意して判断しなければならず、もし判断を誤ってしまうと意味のない工事となってしまうわけです。

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錆の放置が招く未来

錆の放置が招く未来

外壁に発生した錆を放置した場合、一体どうなるのかを覚えておきましょう。見た目には大した問題には見えないかもしれませんが、実は大きな問題として発展してしまったり、すでに問題が限界を超えている可能性もありますよ。

 

外壁の総入れ替えが必要になる可能性もある

外壁の錆を放置し続けた場合、パネル1枚の問題では済まなくなってしまうことがあります。通常であれば、錆が発生している外壁パネル1枚を対処すれば済みますが、放置し続けたことで周辺のパネル全てが錆びているということもあり得るのです。

しかも、これは表から見ただけではわかりません。なぜなら、外壁パネルの表面には塗装が施されているからです。もちろん、表面化してくれれば判断できますが、実は外壁パネルの錆を放置すると「内側」で侵食を進めてしまうのです。

外壁パネルは、1枚ずつがはめ込み式でつながっています。表から見た時、スギ目にはシーリングが施されているので、それぞれが繋がっているようには見えません。しかし、実際にはそれぞれが嵌合式で、伏す住まいのパネルによって構成されています。

錆はさらに内側でもらい錆として行き交っているのです。外壁パネルの内側は空洞になっていて、そこは空気が流れる部分になっています。また、湿気もここを通るため、錆が発生しているパネルはどんどん侵食を進めてしまいます。

そして、空気の流れに乗って「塗装されていない金属外壁の地金」に錆が飛んでしまうのです。これが錆を放置してはいけない最大の理由なのです。

 

錆の処理はどうすべき?

錆の処理はどうすべき?

錆の発生を確認したら、早急に処理をしなければなりません。しかし、ほんの少しの錆に対し業者を呼ぶのは、コスト的にも難しいでrobotsづ。そのため、自分で対処できる場合と業者に任せる場合をしっかりと理解しておきましょう。

 

自分で対応

自分で対処できるのは「錆周辺を叩いても割れない場合」です。外壁パネルに発生した錆がどれくらい侵食しているかは「叩く」とわかります。軽くノックしてみてください。ここで穴が空いたなら、それはすでに錆の処理程度では終わりません。

問題がなさそうであれば、表面の錆を落とし、錆止めを塗布しましょう。その後、完全に乾いてからタッチアップすることで、錆の進行を食い止めることができるでしょう。

ただし、他の場所との差が明らかに出てしまうので、統一感を持たせたい場合は、この時点で業者に依頼しましょう。

 

業者に任せる

錆周辺に穴が空いてしまうほどの劣化、複数箇所の錆の発生、高所の錆などは、手をつけずに業者に依頼しましょう。下手に手を出すと、余計な作業が増えてしまうため、業者としてもパネル交換をおすすめしなければならなくなります。

本来であれば、1つの材料で対処できるかもしれなかったものが、ホームセンターで手に入れた相性の悪いものを使って補修してしまっていたからという理由で、高額修理になってしまう可能性もあるのです。

 

外装の錆でお困りならば「おうちのかかりつけ医」OHANAまで!

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外壁に発生する錆の種類は4種類です。ただし、問題になるのは「赤錆と白錆」で、他の錆は表面を保護するために発生するものだと覚えておきましょう。

補修や修理に使う塗料などは、できるだけ既存の塗料との相性を確認した上で選びましょう。正しい組み合わせであれば、後に業者によるメンテナンスが必要になった際にも、余計なコストがかからずに済むでしょう。

当社「おうちのかかりつけ医OHANA」は錆の除去工事を得意にしております。錆転換剤や錆止め塗料、ケレン作業など、錆の除去や錆対策にはさまざまな手法が存在しています。錆の種類や状態に合わせて、最適な施工方法を提案させていただきます。

外壁や屋根の錆でお困りならば、ぜひ当社にご相談ください!あなたからのご相談、ご連絡をスタッフ一同、心よりお待ちしております!

 

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