お役立ちコラム

福岡で古民家をレトロに外壁リフォームする方法|味わいを残しながら美しく仕上げるコツ

著者:庄嶋 善則

福岡で古民家をレトロに外壁リフォームする方法|味わいを残しながら美しく仕上げるコツ

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!

年月を重ねた古民家には、新築住宅にはない独特の風格と温かみがあります。福岡市内でも、古民家をリノベーションして住み続ける人が増えており、特に「レトロ調の意匠」を活かした外壁リフォームが注目されています。

ただし、ただの塗り替えではその魅力を引き出せず、やり方を間違えると味わいが失われてしまうこともあるかもしれません。

今回のお役立ちコラムでは「福岡で古民家をレトロに外壁リフォームする方法とオーソドックスな提案スタイル」について解説します。

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古民家の外壁に表れる経年劣化と注意点

古民家の外壁に表れる経年劣化と注意点

古民家の魅力は、住み継がれてきた時間そのものにあります。木材や漆喰、土壁など、自然素材をふんだんに使ったその佇まいは、現代の住宅にはない味わいを宿しています。

一方で、それらの素材は時間とともに確実に劣化していくため、きちんとした手入れをしないまま放置すれば、雨漏りや断熱性の低下、構造材の腐朽といった深刻な問題につながることもあるでしょう。

レトロな風合いを活かしながら、安心して住み続けるためには、まず外壁の現状を正しく理解することが大切です。

漆喰・土壁・木部など自然素材の老朽化リスク

古民家で使われている外壁素材の多くは、自然素材が中心です。漆喰や土壁は、呼吸する壁とも言われるように湿度調整に優れていますが、風雨や紫外線の影響で表面が割れたり、剥がれたりしやすいという弱点もあります。

特に福岡のように梅雨が長く、湿気がこもりやすい地域では、壁の中に水分が入り込むと乾燥しづらく、内部から傷みが進行するケースも少なくありません。木部にいたっては、腐朽やシロアリの被害が表に出づらいため、表面上の色あせやひび割れを軽視してしまうと、気づいた時には構造部分にまで影響が及んでいることもあります。

素材に合ったメンテナンス周期や補修方法を理解し、定期的な点検を行うことで、自然素材の良さを失うことなく住まいを守ることができます。

劣化の放置で起きやすい雨漏りや断熱低下

外壁の表面に小さなひびや剥がれが出ても、すぐに大きなトラブルにはならないと考えてしまう方は多いかもしれません。しかし、劣化をそのままにしておくと、雨水が壁内に浸入しやすくなり、内部の柱や梁を腐らせたり、断熱材にカビが生えたりと、住宅全体の寿命に関わる問題へと発展します。

また、外壁が本来持っていた断熱・遮熱の役割も果たせなくなり、夏の暑さや冬の底冷えがより深刻になるのも見逃せないポイントです。冷暖房効率の悪化は、光熱費の増加にも直結します。

レトロな雰囲気を保ちたいと思うあまり、見た目の変化を恐れて補修を先延ばしにしてしまうこともありますが、表層だけでなく建物の中まで守るための塗装・補修は必須です。見た目を整えると同時に、住まいとしての性能を維持する意味でも、外壁リフォームは避けて通れません。

現状確認と素材別の対応が最初のステップ

レトロな仕上がりを目指すにしても、まずは建物の状態をしっかり把握することが欠かせません。

具体的には、以下のような点検項目があります。

  • 外壁表面のひび割れ、剥がれ、色あせの有無
  • 木部の変色、反り、軒裏のシミなどの劣化サイン
  • 雨樋や破風板などの付帯部のサビや破損
  • 基礎や床下まわりの湿気や通気状況

この現状把握をもとに、「どこを補修すべきか」「どの素材は再利用できるか」「仕上げ材は何を使うか」を検討することになります。すべてをやりかえる必要はなく、部分的な塗装や補強でも十分に効果を発揮するケースも多くあります。

大切なのは、建物が持っている雰囲気を活かしながら、今後も長く暮らしていける耐久性をどう確保するか。その視点からリフォームをスタートすることで、仕上がりも住み心地も満足できる外観に近づけます。

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レトロ調外観を叶える外壁リフォームの基本

レトロ調外観を叶える外壁リフォームの基本

古民家らしさを残しつつ、より味わい深く整えるには、外壁の「色」「素材」「仕上げ方」の選び方が重要です。ただ塗り替えるだけでは安っぽく見えてしまい、建物のもつ雰囲気を台無しにしてしまうこともあります。レトロな印象をしっかり表現するために、押さえておきたい基本要素を紹介します。

外壁色の考え方とおすすめ配色例

古民家のレトロ調を際立たせるには、主張しすぎない「落ち着いた色合い」が基本です。具体的には、以下のようなトーンが好まれます。

  • 漆喰の白に似た「生成り色」「くすみ系アイボリー」
  • 木部と相性の良い「濃茶」「チャコールグレー」
  • 黒や濃紺、深緑などの「陰影が強く出る色」

これらをベースにして、屋根や建具とのバランスをとりながら配色を考えるのがポイントです。福岡市内の住宅街にある実例では、「外壁:薄墨色」「建具・格子:焼き杉の黒」「屋根:いぶし銀瓦」のような構成が人気です。どれも経年変化に強く、汚れが目立ちにくいため、古民家の風合いを損なわず、引き締まった印象をつくり出せます。

また、ツヤ感を抑えることも重要です。あえて艶消しの塗料を選ぶことで、自然素材との一体感が生まれ、空間に落ち着きが生まれます。

モルタル・木板・左官仕上げなどの素材提案

外壁の素材選びによっても、レトロ感の出方は大きく変わります。たとえば、モルタル外壁は表面に表情をつけやすく、刷毛引き・掻き落とし・櫛目仕上げなど、職人の技を活かしたデザインが可能です。これらは近代的すぎず、どこか懐かしい風合いを醸し出せるため、レトロモダンにもよく使われます。

また、木板張りの外壁を再生する手法も人気です。古くなった板を活かしながら、焼杉風に仕上げる、あるいは濃色のオイルステインで染めることで、長年使い込んだような深みを演出できます。

さらに、漆喰や土壁といった左官仕上げも、古民家らしさを強く感じさせる素材です。最近では通気性や耐久性を強化した漆喰調塗料なども登場しており、見た目の雰囲気を損なわずに施工性を高める選択肢も増えています。

サッシや付帯部との調和を重視した施工例

外壁だけをレトロに整えても、窓まわりや雨樋、破風板、軒天といった「付帯部」が現代的なままだと、全体の印象がチグハグになってしまいます。レトロ調を完成させるには、こうした細部の調和が欠かせません。

たとえば、アルミサッシの色が明るすぎる場合には、濃茶や黒に塗り替えて木部風に馴染ませる工夫ができます。雨樋や軒天も、艶のない黒やモカブラウンで統一することで、全体が引き締まり、和の趣が際立ちます。

福岡市内の事例では、古民家の梁と合わせて「軒裏をあえて見せる」「銅色の外灯をアクセントにする」といった演出も多く見られます。細部まで手をかけることで、建物が本来持っていた表情が生き返り、訪れる人にも印象的な住まいになります。

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雰囲気を崩さない業者選びとリフォーム計画

雰囲気を崩さない業者選びとリフォーム計画

古民家のレトロ調リフォームは、住まいの魅力を活かしながら手を入れる繊細な作業です。価格や施工スピードだけを重視すると、安価な量産的リフォームに流れてしまい、元々の意匠を台無しにすることもあります。建物の個性を守りながら理想の外観を手に入れるためには、どんな業者に頼むか、どんな姿勢で計画を立てるかが非常に重要です。

レトロの感性に合う提案力があるか

見た目の印象を左右するレトロ調の仕上がりには、感覚的な部分が多く含まれます。「古民家らしさを残したい」「昭和の雰囲気に寄せたい」といった要望は、言葉だけでは伝わりにくく、業者側の理解力や提案力が試されます。

信頼できる業者は、過去の施工事例をもとに「この色だと少し洋風寄りになりますよ」「軒天を見せた方が昔ながらの印象になります」といった具体的なアドバイスをしてくれます。また、カラーシミュレーションや素材サンプルを使って一緒にイメージをつくっていける業者であれば、施工後のズレを防ぎやすく、仕上がりの満足度も高くなります。

単なる「塗装のプロ」ではなく、「意匠に寄り添えるプロ」であるかどうかが、業者選びで最も注目すべき点です。

カバー工法に頼らず素材を活かせるか

レトロ調リフォームでは、ただ外観を新しくすれば良いわけではありません。古材や左官仕上げといった、時間を経て味の出た部分を活かす方向で考えられるかが問われます。そうした意識のない業者に任せると、上からサイディングパネルで覆われてしまったり、木部の塗装がテカテカに仕上がったりと、イメージとはかけ離れた姿になってしまう恐れがあります。

本来の風合いを損なわないためには、必要最小限の補修と、部分的な再生を組み合わせるスタイルが最適です。たとえば木部の傷みが激しい箇所だけを差し替えて、全体の色調を調整することで統一感を持たせるといった工夫も可能です。

こうした施工を行えるのは、素材の扱いや劣化の進行度を正しく判断できる業者に限られます。作業の手間よりも「仕上がりの美しさ」を重視してくれるかどうかを、事前の打ち合わせで見極めておきましょう。

福岡で古民家施工実績のある業者の見極め方

地域性や気候条件を理解しているかどうかも、外壁リフォームには欠かせないポイントです。福岡市は湿度が高く、梅雨や台風の影響も受けやすいため、ただ見た目が良いだけの塗装では耐久性に不安が残ります。

そのため、選ぶべきは「福岡で古民家の施工実績がある業者」です。自社のサイトやパンフレットに、木造建築や和風外観の事例が掲載されているか、施工前後の写真が丁寧に紹介されているかなどをチェックしましょう。

さらに、「古い建材をどう活かしたか」「どのような補修でレトロ調を仕上げたか」といったエピソードが紹介されている業者は、建物に対して愛情を持っている証拠です。依頼前には、施工中の対応や近隣への配慮、補助金対応などの点も含めて相談しておくと安心です。

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古民家外壁リフォームのご相談は「おうちのかかりつけ医OHANA」へ

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古民家の外壁リフォームは、単なる塗り替えではなく、「時を重ねた美しさ」と「現代の快適さ」を調和させる繊細な仕事です。レトロな趣を活かしながら、耐久性や断熱性、そして街並みとの調和まで考えた施工が求められる中で、重要なのは“建物の表情を壊さない業者選び”です。

おうちのかかりつけ医OHANAでは、漆喰・木部・モルタル・左官仕上げなど、古民家ならではの素材の扱いに精通したスタッフが在籍し、現地調査から施工まで一貫して対応。レトロ調を活かした塗装提案や、素材ごとの最適な補修方法をご提案いたします。色選びではカラーシミュレーションも可能で、完成後の“イメージのズレ”を防ぐ工夫も万全です。

外観の印象を損なわず、耐久性と美観の両立を叶えるなら、まずは問い合わせフォーム・メール・電話・ショールームでご相談ください。福岡での古民家再生に豊富な実績を持つ「おうちのかかりつけ医OHANA」が、あなたの理想の住まいづくりを丁寧にお手伝いします。

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