著者:庄嶋 善則

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
福岡市で雨漏り修理を検討中の方もいるのではないでしょうか。ただ「雨漏り修理のベストタイミング」を模索していると、途端に悩むこととなります。
基本的に雨漏りがわかったら、すぐに修理したほうがいいでしょう。放置するほどに劣化が激しくなるからです。はっきりと雨漏りが発生していない場合、後回しにしがちですから注意しなければなりません。過去、雨漏りが発生した際、応急処置をした方もいるでしょう。時間が経過していると、劣化が進んでいる可能性はあります。
結論から言うと、雨漏り修理のベストタイミングの1つは梅雨前です。そこで今回のお役立ちコラムでは、福岡市での雨漏り修理は、梅雨前がベストタイミングとなる理由について詳しくお話しします。
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梅雨前に修理を済ませておけば安心

福岡県全体で見ても、福岡市は豪雨による災害が多いエリアと言えます。実際に平成29年・30年・令和元年や令和2年にかけて4年連続で自然災害が発生しました。平成29年7月の九州北部豪雨では、観測史上で見ても多い12時間雨量707ミリ以上の雨量を記録しています。梅雨の時期でも多くの雨量があり、被害が出ています。このことからも福岡市は雨の多いエリアと言えます。
雨が多いエリアでは、雨漏り対策を考えなければなりません。通常、住まいの屋根や雨漏りは塗装工事をして守られています。厳密に言うと、塗装工事によって形成される塗膜という保護膜が、屋根や外壁の表面を守っているのです。
塗膜が屋根や外壁の代わりとなり、雨や紫外線などのダメージ要因を一手に引き受けています。ただし、塗膜も永久的には保護機能を保てません。塗膜が劣化するとひび割れやはがれが発生して、屋根や外壁を保護するものは失われます。屋根や外壁はダメージを受け続けてひび割れのような致命的な劣化が発生すると、雨漏りにつながるのです。
塗膜は雨でもダメージを受けるため、とくに雨量が多くなる梅雨の前は、雨漏り対策としての修繕をするタイミングとしてベストと言えます。
参照:福岡県4年連続で発生した豪雨・大雨災害からの復旧・復興について
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被害が出る前に対応する方がコストもリスクも抑えることに
福岡市で雨漏り対策をするなら、被害が出る前に手を打ちましょう。目立った症状がなくても、急に天井や住まい内部の壁に水シミが発生して雨漏りに気付くケースもあります。
水シミは雨漏りか排水管の水漏れの症状が考えられるのです。雨漏りの場合、屋根や外壁から雨水が入り込んでいると考えられます。天井や外壁から入り込んで内部を伝っていると推測できるのです。雨水が侵入して天井や内壁までたどり着くまで、木材は濡れている可能性もあります。
その状態から修繕しようとしても、大きな費用負担がのしかかるのです。軽い外壁のひび割れ程度で済んでいるなら、修繕費用も数万円単位で済みます。雨漏りが発生して以降は、下手をすると数十万円や百万円の大規模修繕になる場合もあるのです。
梅雨時期は大量の雨が降ります。屋根や外壁にひび割れのような侵入口があるなら、住まい内部に侵入する雨量も多くなるでしょう。被害も大きくなるため、梅雨前の点検と修繕が重要なのです。
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梅雨時の雨漏りは生活を直撃する

「雨漏りの修繕といっても、少々雨が垂れてくるだけ」という考え方だと後悔します。雨漏りは住まいのトラブルの中でも、致命的なものになるからです。以下で雨漏りによって起きる深刻なトラブルを詳しくお話しします。
木材の腐食
木材は水に濡れると腐食します。少々の水なら大丈夫ですが、雨漏りが発生している場合は、住まい内部は湿度が高い状態になるのです。住まいには柱や梁や床など、多くの場所に木材が使われています。木材の含水率が約30%以上になると、腐りやすい状態になるのです。
木材の腐朽は木材腐朽菌という菌類によって発生します。木材腐朽菌が木材の構成成分である、セルロースやヘミセルロースやリグニンをエサにするからです。木材が腐ると、当然、住まい全体を支える力は低下します。地震や台風のような大きなエネルギーにより、倒壊の危険性が高まるのです。
また、木材が腐るとシロアリを呼び寄せることにもつながります。シロアリは木材以外にも、断熱材や鉛や基礎などに被害をもたらすのです。「少々の雨漏り」とは簡単に言えないほど、住まいは一気に劣化します。
参照:J-STAGE 木材腐朽のメカニズムとその防止
カビ
雨漏りで住まい内部の湿度が高まると、カビが発生しやすくなります。カビが天井や室内の壁に発生していると、いかにも不衛生で美観はよくありません。ただ、美観以上に健康被害をもたらす点に注意が必要です。
呼吸をしている中で、カビの胞子を吸い込むとカビアレルギーの罹患リスクが高まります。肺胞内で繁殖すると深刻な健康被害です。肺アスペルギルス症は一旦罹患すると簡単に排除できません。
その他にも足白癬や爪白癬(いわゆる水虫)カンジダの他、臓器の病気にもつながるのです。子どもや高齢者のように、体力や免疫力が不十分な場合、深刻な健康被害につながります。
参照:特定非営利活動法人 日本アトピー協会
火災
住まいの中には電気配線や電気機器があります。電気関連設備が雨漏りで濡れると、漏電火災の危険性が高まるのです。
通常、電気関連設備や機器まで電気が流れる場所は、決められた通り道です。通り道から外れて電気が漏れてしまう状態を、漏電と呼びます。
雨水は電気を通すため、電気設備や機器が濡れると、漏電が発生しやすいのです。漏電した状態は、感電だけではなく、ショートしやすい状態になります。ショートにより火花が散って、ホコリに燃え移れば火災につながるのです。
雨漏りは単に不快だけではなく、大切な住まいを失う原因にもなります。建物どころか、自分や大切な人の健康を損なうきっかけにもなるのです。
参照:漏電による出火について
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まずはチェック!雨漏りの前兆を見逃さない

基本的に雨漏りの兆候やつながる劣化を見つけるには、雨漏り修理専門業者を頼るのが確実です。ただ、一般の方でも日常から意識してチェックすることで、早めに雨漏りを見つけられます。以下、代表的な雨漏りサインについてまとめましたので、日頃からチェックしてみてください。
天井や壁紙のシミ・変色に要注意
天井や壁紙に茶色っぽい水シミがあるなら、早急に雨漏り修理専門業者に相談してください。屋根や外壁に、雨水の侵入口ができている可能性も考えられます。
屋根瓦がずれている、スレート屋根のひび割れが考えられるのです。外壁材同士にできる目地という隙間を埋めるためのシーリング材が、はがれていることも考えられます。天井や壁のクロスがはがれている場合も要注意です。水に濡れて接着力が低下するとはがれます。
雨の日に水シミが広がるようでしたら、雨漏りの可能性は高いと言えるでしょう。ただ、雨漏りではなく上階にお風呂やトイレがある場合、排水管や給水管の破損も考えられます。どちらにしても、専門業者による調査が必要です。
カビ臭や湿っぽさ
梅雨や冬場、カビの臭いが強い場合、断熱材が雨漏りで濡れているかもしれません。表面にカビが発生していなくても、天井や壁の裏側で繁殖している可能性もあるのです。雨が止んでも、かび臭さが消えないようなら雨漏りの可能性は高くなります。
急に湿っぽさを感じはじめた場合も注意してください。雨が降った際、天井からポタポタと雨水の垂れるような音が聞こえるのも要注意です。
点検のために高所に上がるのは危険
一般の方は、屋根に上がって2階や3階の屋根や外壁を調査するのは控えてください。高所に慣れている職人でも、滑落事故が発生しているからです。
雨漏りの原因箇所が見つかっても、応急処置しかできません。結局は本格的な修繕をしないと、雨漏りは止まらないのです。
DIYで修繕しようとシーリング材をホームセンターで購入して修繕したとします。軽症なら対応できるかもしれませんが、重度の劣化なら雨漏りは止まらないでしょう。屋根材を交換するとしても、重いものを高所に持ち上げて施工しなければなりません。万が一、施工に問題があると雨漏りは止まらないのです。
ブルーシートで劣化箇所を覆う方法も同様に、高所まで持ち上げて広げるのは危険を伴います。少しでも隙間があると雨水は侵入するでしょう。「原因箇所を特定できた」と考えていても、実は他にも雨の侵入口があるケースも多々あります。梅雨に入ると大量の雨が降りますから、雨漏りの再発もありえるのです。
参照:厚生労働省 労働災害事例 屋根の塗装作業中、墜落し死亡
梅雨前は予約が集中!早めに行動を
雨漏り修理専門業者に診断を依頼する場合、梅雨前がいいでしょう。ただ、梅雨前は雨漏り修理業者や住まいの塗装業者の繁忙期です。基本的には梅雨直前より、早めの相談を意識してください。
梅雨に入ってから雨漏りが発生した場合、雨漏り修理専門業者も早急に対応できないことも多々あります。屋根や外壁の修理のように屋外作業のスケジュールは、天候に左右されるからです。
5月から6月頃は、点検やメンテナンスの依頼が雨漏り修理専門業者に殺到します。早めに相談しておけば、担当者と余裕を持って相談できるのです。工法や費用の比較検討もしやすいでしょう。雨漏りや不具合があっても、梅雨前までに対処できる可能性は高くなります。4月から5月初旬の早い段階で、点検やメンテナンスの相談をしておいたほうが無難です。
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雨漏りの前に!今すぐ「おうちのかかりつけ医OHANA」にご相談を

福岡市での雨漏り修理は、まさに今が行動すべきタイミングです。梅雨に入ってしまうと、雨漏りの被害は一気に拡大し、修繕費用も跳ね上がるリスクがあります。特に福岡市のように降水量の多い地域では、雨漏りが木材の腐食やカビ、さらには漏電火災を引き起こす可能性もあるため、早めの対処が不可欠です。「少しのシミだから」と放置せず、前兆が見えた時点での行動が、住まいと家族の健康を守る第一歩となります。
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