お役立ちコラム
福岡市西区では塩害被害が目立つ!被害の実例や対策方法をお話しします!
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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
福岡市西区は福岡県の北西部に位置し、約10kmにわたる玄界灘に面した海岸線を有する地域です。姪浜、生の松原などの沿岸部を中心に、年間を通じて強い潮風の影響を受けています。海からの風が直接内陸部まで到達しやすいため、深刻な塩害被害に襲われることも珍しくありません。
塩害を放置すると、次のリスクがあります。
- 外壁の機能性が低下する
- 美観が損なわれる
- 鉄筋の腐食によって建物が脆くなる
建物を守るためには、塩害対策を行うことが大事です。しかし、塩害対策といっても何をすれば良いかわからない方もいると思います。今回のお役立ちブログでは、福岡市西区の塩害の特徴を見ながら、塩害対策の内容をお話しします。
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福岡市西区では塩害を受けることが多い!被害状況とは?
はじめに、福岡市西区の塩害の特徴を見てみましょう。3つのことを軸にお話しします。
- 地域別の塩害による被害状況
- 塩害が起きやすい気象条件
- 季節による塩害リスクの変化
それぞれ詳しく見てみましょう。
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地域別の塩害による被害状況
たとえば、姪浜エリアではマンションや商業施設の外壁剥離や金属部品の腐食が多く報告されています。とくに海岸線が近い地域では、劣化が通常より早く進んでしまうでしょう。
また、生の松原周辺では戸建て住宅のサッシや手すりの腐食が目立ち、外壁の塗装剥離も頻繁に見られます。
塩害が起きやすい気象条件
台風接近時に塩害リスクが高まります。降雨後は建物に付着した塩分が濃縮されるため、深刻な被害になってしまうでしょう。
その他に、気温が高くて湿度の低い日が続く場合も塩分の結晶化が進むため、被害が大きくなってしまいます。
季節による塩害リスクの変化
塩害リスクは季節によって大きく変動します。とくに台風接近時は、通常の数倍から数十倍の塩分が内陸部まで運ばれるため、塩害が起こりやすくなるでしょう。
また、冬季も北西からの季節風が吹くため、塩害リスクが存在します。
福岡市西区の建物において塩害被害はさまざまな所に現れる!影響を受けやすい箇所とは?
塩害が起こると、建物のさまざまな箇所で被害が出ます。被害が出る箇所は次の通りです。
- 外壁材への被害
- 金属部品への被害
- 設備機器への被害
どのような被害が出るのか、詳しく見てみましょう。
外壁材への被害
塩害は外壁材を劣化させます。塩分が外壁に付着すると、まず塗装の変色や剥離が見られるでしょう。その後、塗装表面が劣化してコンクリートや金属部分が露出することで、さらに劣化が進みます。
放置すると、コンクリートのひび割れや鉄筋の腐食に発展する可能性があるため早めの対策が必要です。
金属部品への被害
ベランダの手すり・門扉・エアコンの室外機など、屋外に設置された金属部品にも被害が出てしまいます。塩分が付着するとサビが発生し、最悪の場合、強度が落ちてしまい部品の落下を引き起こします。
高所にある部品の場合、落下してケガを負うかもしれません。サビによって緩んでいる部品を発見した場合は、早めの対策が必要です。
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設備機器への被害
屋外設置の給湯器や配管設備は、塩害による腐食で性能の低下や漏水などの問題を引き起こす可能性があります。たとえば、エアコン室外機の場合だと熱交換効率の低下によって電気代が高くなるかもしれません。
また、太陽光パネルなどの再生可能エネルギー設備も塩害によって発電効率が下がり、電気をつくれる量が減ってしまいます。結果、コスパが悪くなってしまうでしょう。
福岡市西区の建物に効果的な塩害対策を知っておけば家を守れる!対策・方法とは?
塩害対策をすれば、建物の被害を抑えられます。ここでは、
- 建物新築時の対策
- 既存建物の保護対策
- 設備機器の保護方法
について見てみましょう。
建物新築時の対策
新築時の塩害対策として、耐塩害仕様の外壁材や塗料を使って施工することが挙げられます。フッ素樹脂系塗料やシリコン系塗料など高耐候性の材料を使用すると、長期にわたり保護することが可能です。
また、建物の形状や開口部の配置にも配慮した方が良いでしょう。潮風の影響を受けにくい設計にすれば、塩害による被害を抑えられます。とくに海岸から500m以内の建物では被害が出やすくなるため、サッシや手すりなどの金属部材にステンレスやアルミ合金など耐食性の高い素材を使った方が良いでしょう。
その他に屋根材においても、ガルバリウム鋼板や塗装ステンレスなど耐久性の高い材料を採用することで、ランニングコストを抑えることが可能です。
既存建物の保護対策
既存の建物に対しては、定期的な洗浄と再塗装が効果的です。年1回以上の高圧洗浄による塩分除去と、定期的な外壁の塗り替えが推奨されます。金属部分への防錆剤の塗布や、シーリング材の定期的な打ち替えも大事になるでしょう。
また、日常的なメンテナンスとしては雨樋やベランダの排水口の清掃を定期的に行い、塩分を含んだ水が滞留しないようにすることが大事です。さらに、建物の外壁や屋根の定期点検を実施し劣化や損傷の早期発見できる仕組みをつくっておくと、早い段階で異常に気付けるため、被害が大きくならずに済むでしょう。
設備機器の保護方法
エアコン室外機や給湯器などの設備機器には、専用のカバーや耐塩害コーティングの施工が効果的です。定期的な清掃と防サビ処理により、機器の寿命を延ばせます。また、配管類については塩ビ管やステンレス管の使用や、防食テープの巻き付けなどの対策が効果的です。
なお、室外機の設置場所については直接潮風や雨にさらされないよう、庇のある場所や壁面から、ある程度離して設置することが推奨されます。また、設置台やブラケットについても耐食性の高い材質を選択し、定期的な点検と補修を行うことが大事です。
福岡市西区の塩害対策工事の内容と費用を知れば予算を立てやすくなる!いくら必要?
塩害対策工事として「外壁の再塗装、シーリングの打ち替え、金属部品の交換」などが挙げられます。仮に一般的な戸建て住宅に対して、必要な対策をすべて行った場合、100~150万円程度かかると思った方が良いでしょう。
また、塩害対策工事を実施する際は建物の立地条件や経年劣化の状況を考慮する必要があります。海岸からの距離が近いほど塩害の影響は大きくなるため、より入念な対策が求められるでしょう。
なお、費用相場は作業ごとで異なります。相場は次の通りです。
- 外壁の塗り替えは1㎡あたり3,000~5,000円
- シーリングの打ち替えは1㎡あたり1,000~2,000円
- 金属部品の交換は1個につき1,000円~数万円
工事する範囲が広くなったり作業の手間が増えたりすると、必然的に費用も高くなっていくため、予算と相談しながらメニューを決めることが大事です。
塩害対策に関する助成金や補助制度の活用について
塩害対策の一環として、外壁の再塗装やシーリングの打ち替えなどに着手する際は、自治体や国が行っている助成金・補助制度の情報も確認しておくと良いでしょう。
自治体によっては、住宅のリフォームや省エネルギー性能向上を目的とした助成金制度を設けているケースがあります。塩害対策で外壁を塗り替える場合、同時に断熱効果の高い塗料を使用することで、省エネルギー化としての要件を満たし、助成の対象となることもあります。
また、給湯器やエアコンなどの設備機器を省エネ機器に交換する際、塩害対策と省エネ対策を兼ねて性能の高い機種に切り替えれば、国の補助金を利用できる場合もあります。こうした制度は期限や要件が細かく設定されているため、リフォーム会社や市役所の窓口などにこまめに問い合わせて、最新情報を得ることが大切です。
DIYでできる塩害対策とプロに任せるべきポイント
塩害対策にはさまざまな方法がありますが、素人でも取り組みやすいDIY作業と、専門知識を要する本格的な工事が混在しています。
DIYでできる塩害対策
- 定期的な高圧洗浄や水洗いで、外壁やベランダ手すり、門扉などの塩分を除去する。
- 屋外に置いている室外機や給湯器の周辺を清掃し、落ち葉やホコリとともに塩分が留まらないようにする。
- 錆び始めた金属部品に市販の防錆スプレーや防錆塗料を塗布し、進行を遅らせる。
プロに任せるべき塩害対策
- 外壁のひび割れ補修や塗り替え、ひびが大きく進行しているコンクリート部分の補修作業。
- シーリング材の打ち替えや、経年劣化が進んだ屋根材・外壁材の交換。
- 設備機器の耐塩害コーティングや、配管の保護など専門的な施工が必要な作業。
特に、構造体にまでダメージが及んでいる場合は、DIYでは手に負えないケースがほとんどです。
そうした状況では、早期にプロの点検・補修を受けた方が結果として費用を抑えられるでしょう。
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塩害対策後のメンテナンスとフォローアップが重要
塩害対策工事を一度実施したからといって、その後のメンテナンスを怠ってしまうと、建物や設備機器の寿命が再び短くなってしまう恐れがあります。対策工事で使用した塗料や防食材も、長年の風雨や日射にさらされることで劣化が進むため、定期的な点検・再施工が必要です。
特に、海岸から距離が近い建物や、風当たりが強い立地の場合は、一般的な建物よりも短いスパンでの検査・補修が推奨されます。また、エアコン室外機や給湯器に耐塩害コーティングを施していても、メンテナンスフリーというわけではありません。
一定期間ごとに清掃や点検を実施し、気になる異音や故障の兆候があれば早めに修理することが肝心です。こうした定期メンテナンスを怠ると、いざ大きなトラブルが発生した際に修理費用が高額になるだけでなく、家族が不便を強いられるリスクも高まるでしょう。
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