お役立ちコラム
福岡市|冬に雨漏りが増える本当の理由と“年末点検”で見つかる初期サイン

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
冬になると、福岡市では雨漏りに関するお問い合わせが少しずつ増えていきます。「雨が多くない季節なのに、なぜ?」と思われる方もいますが、冬こそ建物が普段より雨に弱くなる条件が重なりやすい季節です。
雨漏りは“突然”起きたように見えて、何か月もかけて静かに進んでいたケースも珍しくありません。冬は北風の影響で、建物のわずかなスキマにも雨が入り込みやすくなります。結果、冬は雨漏りのリスクが高まります。
異常がないかを確認する機会として、年末の大掃除は有効です。屋内外を見直す機会が自然と増えるため、目に留まらない場所へ手を伸ばせば、小さな変化に気づくことが可能です。
雨漏りは、早く気づけば気づくほど補修も最小限で済みます。しかし、冬の雨漏りは症状がゆっくり表に出るため、気づいた頃には内部で広がっていたケースもあります。そのため、自宅の状態を丁寧に見直す時間をつくっていただきたいと思うのです。
今回のお役立ちブログでは、福岡市で冬に雨漏りが増える理由を見ながら、大掃除と一緒にできる簡単チェックなどを見ていきましょう。
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福岡市で“冬に雨漏りが増える”のはなぜ?気候と建物の弱点を整理する

福岡市では、11〜2月にかけて雨漏りのご相談が目立つ傾向にあります。「なぜ雨漏りが増えるの?」と不思議に思われる方もいますが、実は冬こそ雨漏りが起きやすいのです。
背景にあるのが、北西の季節風と横殴りの雨です。通常は垂直方向に落ちる雨も、冬は“横方向から建物に叩きつける”ように当たる日が増えてきます。普段は問題のない細かなスキマでも、横殴りの雨が続くと水が入り込みやすくなるのです。
また、冬は空気が乾燥してシーリング材が硬く縮み、外壁の目地・サッシまわりに微細なスキマが増える季節でもあります。結果、「見えないスキマ」が冬の北風によって、一気に弱点へと変わるのです。
さらに、冬は太陽光が弱く、冷たい外気で建物が乾きにくくなります。雨水が内部へ少しでも入り込むと、夏のようにすぐ乾かず、湿気が壁内に留まりやすいため、雨漏りが深刻化しやすいのです。
冬特有の“雨漏りリスクが高い場所”を知っておく
冬の雨漏りでは、特に被害が出やすい部位がいくつかあります。福岡市の気候特性を踏まえ、重点的に確認したい場所を整理しておきましょう。
①サッシまわり・外壁目地
福岡市の冬は北風が強く、サッシまわりのわずかなスキマにも風圧がかかります。シーリング材が寒さで硬く縮んでいる状態では、普段は問題にならない程度のスキマでも浸水につながることがあります。
なお、サッシ下の黒ずみや内側の壁紙・塗膜のふくらみは、初期雨漏りの典型的なサインです。また、サイディング外壁の縦目地(シーリング部分)も、冬に痩せやすい箇所のひとつで、横殴りの雨が続くことで内部へ水が回るケースが見受けられます。
②外壁の角(入隅)・屋根板金
外壁の入隅(建物の角部分)は、冬の冷え込みによる建物の伸縮でストレスが集中しやすく、細かなひび割れが発生しやすい部位です。そこに北風を伴う雨が当たることで、浸水リスクが高まります。
また、屋根まわりは板金部や棟部分が要注意です。冬の突風で板金がわずかに浮いたり、固定部にスキマが生じたりすると、横方向からの雨が浸入しやすくなります。屋根は普段目に入りにくいため、劣化が進んでから気づくケースも少なくありません。
③ベランダ・防水層
ベランダは、手すりのビス穴や床防水のひび割れなど、小さな弱点が雨漏りの入口になりやすい場所です。中でも冬は、北風による横殴りの雨が防水層に直接当たり、短時間で浸水が進むこともあります。
冬の雨漏りは、もともと弱っていた部分が一気に表面化しやすいのが特徴です。建物のどこに負担がかかりやすいのかを知っておくことで、早期発見・早期対処につながります。
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雨漏りの初期サインは冬にこそ見つかる。年末点検が有効な理由

意外に思われるかもしれませんが、雨漏りの初期サインは冬に発見しやすい傾向があります。
気温差で結露が増え、天井・壁紙の変色が浮きやすい
冬は外気との温度差が大きく、少量の浸水でも周囲の湿気と反応し、壁紙の浮きやシミが出やすくなります。「冬になると天井の色が気になる」という声は、初期の雨漏りで見られやすい典型例です。
大掃除で普段見ない場所を確認できる
たとえば「クローゼットの奥や家具の裏・天井の端・サッシ下」など、普段は目が届きにくい場所を確認する良い機会になります。このタイミングで雨漏りの初期症状を発見する方もいます。
冬は原因の特定がしやすい季節
冬は湿度が低いため、濡れている部分の境界が分かりやすく、雨シミの広がり方から浸水経路を推測しやすくなるでしょう。また、風向きが一定(北〜西)になりやすく、「どこから入ったのか」を高精度で判断できます。
冬の雨漏りを放置すると起こるデメリット

冬は雨が少ないからといって軽視すると、春までの数か月間で一気に被害を広げることがあります。悪化する理由を見てみましょう。
乾きにくく、雨水が内部に残留する
冬の低温は乾きにくいため、わずかな浸水でも内部に長く残り、木材や断熱材の劣化が進みます。結果、内部に水が浸透していき、さまざまな箇所に被害が現れるようになるのです。
また、春に雨漏りを発見して業者に依頼しても春は繁忙期であるため、修理対応が遅れるケースもあります。それも悪化する理由です。
軽度の雨漏りでも高額工事につながることがある
小さなひび割れからの浸水でも、内部へ回ると「外壁張り替え」など規模の大きな工事になることがあります。冬に早期の発見をすれば、補修費用を数十万円〜百万円程度浮かせることも可能です。
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福岡市で冬に雨漏りを防ぐための点検ポイント
冬の雨漏り対策は、専門家だけでなく、住まい手自身が少しのポイントを押さえることで被害を大幅に減らせます。点検する際のポイントを見てみましょう。
北面と西面を優先的に点検する
福岡市は北西風が吹きやすい地域です。この2面は“雨漏りの入口”になりやすいため、優先度を上げて確認した方が良いでしょう。
築10年以上なら“年1回の外回りチェック”を習慣化
外壁・屋根・バルコニーの防水材は10年を過ぎると劣化が進みやすくなり、雨漏りの兆候が増えます。築年数が経っている住宅は傷んでいる箇所が表面化しやすいため、定期チェックが大切です。毎年、大掃除と同時に行うと効率化できます。
FAQ|福岡市の冬の雨漏りと年末点検についてよくある質問
冬の雨漏りは「本当に雨漏りなのか」「今すぐ修理が必要なのか」と判断に迷いやすいテーマです。ここでは、福岡市で年末に多く寄せられる質問をもとに、判断の目安と注意点を整理します。
Q.冬に起きる雨漏りは一時的なものもありますか?
一時的に見えるケースもありますが、多くは既存の劣化が表面化した状態です。冬の北風や横殴りの雨によって初めて水が入り込んだだけで、原因自体は数か月〜数年前から進行していることも少なくありません。一度症状が出た場合は、放置せず原因確認を行うことが重要です。
Q.天井の薄いシミや壁紙の浮きだけでも点検したほうがいいですか?
はい。薄いシミやわずかな浮きは、初期雨漏りの典型的なサインです。冬は乾きにくいため、内部で被害が進行しやすい時期でもあります。症状が軽いうちに点検を行えば、最小限の補修で済む可能性が高まります。
Q.年末点検は自分でどこまで確認すれば十分ですか?
室内では天井・壁紙・サッシ下・クローゼット内部、屋外では北面・西面・ベランダ・外壁目地などを目視で確認するだけでも十分意味があります。ただし、原因特定や内部状況の判断は専門知識が必要なため、異変を感じたら専門業者への相談がおすすめです。
おうちのかかりつけ医OHANAが伝えたい|福岡市の冬こそ“雨漏りを見逃さない”ための相談先

福岡市の冬は雨量自体は多くありませんが、北西風や横殴りの雨、建材の収縮などが重なり、雨漏りが表面化しやすい季節です。雨漏りは突然起きたように見えて、実際には時間をかけて進行しているケースがほとんどで、冬はその初期サインに気づける貴重なタイミングでもあります。
とくに年末の大掃除は、普段見ない場所に目が届きやすく、雨漏りの兆候を発見しやすい絶好の機会です。ここで気づけるかどうかが、春以降の補修規模や費用を大きく左右します。
おうちのかかりつけ医OHANAでは、「今すぐ直すべきか」「様子を見るべきか」「年明けに備えるべきか」まで含めて、住まいの状態に合わせた判断を大切にしています。雨漏りが気になる方、少しでも不安を感じた方は、問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、電話でのご相談、ショールームへの来店など、ご都合のよい方法でご相談ください。
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