お役立ちコラム

福岡市|冬の外壁塗装は“午後が勝負”。気温・湿度の基準と失敗しない施工条件を徹底解説

著者:庄嶋 善則

福岡市|冬の外壁塗装は“午後が勝負”。気温・湿度の基準と失敗しない施工条件を徹底解説

福岡市で外壁塗装工事&屋根塗装&リフォーム工事なら

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!

冬になると、

  • 「冬でも本当に塗装はできるのか」
  • 「朝が冷え込むけれど仕上がりに影響はないのか」

などのご相談をいただきます。条件が整っていれば、季節を問わず外壁塗装は可能です。私は「建物の温度・湿度・日照」などを細かく観察すれば、季節問わずクオリティの高い出来栄えは可能だと確信しています。

福岡の冬は、全国的に見ると温暖に思われがちです。しかし、外壁の温度は外気より低く、日陰のサイディングや北面は午後まで冷えが残ることも珍しくありません。

私は常々「10年後も安心で過ごせる状態を維持するうえで正しい判断か」を基準にして、流れを決めています。正しい判断や工程管理ができれば、冬でも高品質の出来栄えを実現することは可能です。

今回のお役立ちブログでは、福岡市で冬に外壁塗装を行う際に知っておくべき「気温・湿度の基準」「施工できない条件」「なぜ午後が勝負なのか」などを、現場経験を交えながらまとめました。

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冬の外壁塗装における特徴とは?デメリットもある?

冬の外壁塗装における特徴とは?デメリットもある?

はじめに、冬の外壁塗装における特徴を見てみましょう。

冬の塗装は“気温・湿度”に品質が左右されやすい

冬の外壁塗装では、夏や秋とは異なる種類の不安が生まれます。特に福岡市は、比較的温暖な地域とはいえ、12〜2月は最低気温が5℃前後まで下がり、朝方は地面や外壁表面が冷え切っていることも珍しくありません。

外壁塗装は「外気温・湿度・風向き・日照時間」などを考慮して進めるため緻密です。単に、塗って乾かすだけの作業ではありません。

誤った施工条件だと「艶ムラ・密着不良・早期剥離」が起こる

冬の施工トラブルとして多いのが乾燥不足です。乾燥が不十分な状態で重ね塗りをしてしまうと、仕上がりの艶にムラが出たり、わずかな時間差で表面だけ固まったりすることがあります。放置すると塗膜内部に残った溶剤が膨れを起こし、後々の剥がれや浮きにつながるため危険です。

冬は、表面は乾いて見えても内部が乾いていないことも多く、職人の経験と判断が最も試される季節です。塗膜の状況は見た目だけでは判断できないため、乾燥しているか見極める目が欠かせません。

冬の外壁塗装で守るべき「気温・湿度・乾燥時間」の基準・注意点とは?

外壁塗装における「気温・湿度・乾燥時間」関連のルールや注意点などを見てみましょう。

施工可能な気温の目安は“5℃以上”。数字には明確な理由がある

多くの塗料メーカーでは、施工可能温度として「気温5℃以上」を基準としています。これは、塗料が硬化(化学反応)するのに必要なエネルギーが5℃を境に急激に低下するためです。気温が低いほど塗膜内部の反応が遅れ、硬化不良を起こしやすくなります。

外壁は広い面積を持つため、わずかな温度低下が仕上がり全体に影響します。たとえ外気温が5℃を超えていても、外壁自体の温度が低いままでは塗装に適しません。職人は壁面温度を計測し、外壁が基準に達しているかを確認してから施工を進めます。

また、湿度は85%未満がベストです。気温の低下や高湿度だと結露が発生しやすく、外壁表面の濡れた状態が続くことも珍しくありません。塗装後の乾燥が遅れる原因となり、塗膜表面が白く濁る「白化(ブリッシング)」を招く場合もあります。

冬の乾燥時間は夏の1.5〜2倍。焦らず待つことが品質を守る

乾燥時間は、冬に最も長くなる工程です。同じシリコン塗料でも、夏場なら2時間で乾くところ冬は4時間以上、塗料や条件によってはそれ以上かかることもあります。

冬は気候の関係で他の季節よりも作業時間が短くなるため、段取り力が大切です。乾燥を急ぐと、後々の剥離や膨れを招くため、職人は時間に余裕のある工程計画を立て、乾燥時間を確保することが大切です。

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福岡市の冬で“塗装できない条件”と判断基準|ポイントとは?

福岡市の冬で“塗装できない条件”と判断基準|ポイントとは?

福岡市の冬では、条件によっては塗装できないケースがあります。事例を見てみましょう。

気温5℃未満・湿度85%以上・結露が残っている日の施工は厳禁

これらの条件に該当する場合、塗料が密着する前に水分が入ってしまい、わずかな衝撃で塗膜が剥がれてしまう可能性があります。そのため、冬の外壁塗装で避けなければなりません。

また、北側の外壁は乾きにくく、長時間結露が残る傾向にあるため、施工順序の工夫も必要です。

日が当たらない北面・凍結しやすい部分は慎重に扱う

北側の外壁は、特に乾燥が遅れます。福岡市でも、風が当たりにくい場所や植栽の影になる部分は凍結することもあり、午後になっても温度が上がらないことも珍しくありません。土地柄を考慮しながら、スケジュールを立てます。

前日夜〜当日朝の冷え込みが施工判断の決め手になる

冬の外壁塗装は“当日の天気”だけでは不十分です。前日の夜に冷え込むと、翌朝の結露が強くなる分、午前中に乾燥が進まないことも珍しくありません。

天気予報だけでなく、夜間の気温・湿度の推移を確認し、現場に入ってからも壁面の状態を入念にチェックして施工可否を判断することが大切です。

冬は午後が勝負と考える理由|午前中との違いは?

冬は午後が勝負と考える理由|午前中との違いは?

福岡市で冬に外壁塗装をする場合は、午後からが大切になります。理由を見てみましょう。

午後になると外壁塗装にベストな条件が整いやすい

福岡市は、冬でも午後になると日差しと気温が上がりやすい気候です。朝に比べ、午後の壁面温度は5℃以上になることが多く、湿度も低下して施工に向いた環境が整います。

ただし、午後でも気温・壁面温度・湿度が基準を満たさない場合は施工を見送る判断が必要です。

結露が完全に引くタイミングが午後に集中する

冬の朝、外壁は結露しているケースが非常に多く見られます。中でもサイディングボードは冷えやすく、表面や目地まわりに水分が残りやすいため塗装トラブルにつながるでしょう。

一方、午後は気温が上がれば外壁が温まりやすく、表面の水分が自然に飛びやすい分、塗装トラブルの確率が下がります。

午後の短い施工時間に合わせた“冬仕様の段取り”が必要

冬は日没が早いため、午後の施工時間が短くなります。そのため、午前中は下準備や点検に充て、午後に仕上げ作業を行うといった段取りが不可欠です。

職人は施工範囲を細かく区切り、乾燥時間を逆算して動きます。工程管理の質が仕上がりと耐久性を左右します。

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FAQ|福岡市の冬の外壁塗装についてよくある質問

FAQ|福岡市の冬の外壁塗装についてよくある質問

冬の外壁塗装は「本当に大丈夫なのか」「失敗しないのか」と不安を感じやすいテーマです。ここでは、福岡市で実際に多く寄せられる質問をもとに、施工判断の考え方と注意点を整理します。

Q.冬の外壁塗装はやめたほうが無難ですか?

必ずしもやめる必要はありません。気温5℃以上、湿度85%未満、結露がないといった条件を満たし、壁面温度や乾燥時間を正しく管理できれば、冬でも高品質な外壁塗装は可能です。重要なのは季節ではなく「当日の施工条件」と「工程管理の精度」です。

Q.午前中に塗装しないほうがいいのはなぜですか?

冬の午前中は外壁が冷え切っており、結露や壁面温度不足が起こりやすいためです。見た目は乾いているようでも、表面に水分が残っていると密着不良や早期剥離の原因になります。福岡市では午後にかけて条件が整う日が多く、午後施工のほうがリスクを抑えやすくなります。

Q.工期は他の季節より長くなりますか?

はい、長くなるケースが一般的です。冬は乾燥時間が夏の1.5〜2倍かかるため、無理に工程を詰めることはできません。結果として、日数は多少延びても、その分仕上がりと耐久性を優先した計画になります。

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おうちのかかりつけ医OHANAが考える|冬の外壁塗装で後悔しないための相談窓口

おうちのかかりつけ医OHANAが考える|冬の外壁塗装で後悔しないための相談窓口

冬の外壁塗装は「できる・できない」で判断するものではなく、「その日・その建物でやるべきか」を見極めることが最重要です。福岡市の冬は比較的温暖とはいえ、外壁の温度、湿度、結露状況は建物ごとに大きく異なります。

だからこそ、表面的な天気予報だけでなく、壁面温度や乾燥時間を踏まえた現場判断が欠かせません。

おうちのかかりつけ医OHANAでは、「今やるべきか」「時期をずらすべきか」も含めてご提案しています。無理に工事を勧めるのではなく、10年後も安心して暮らせる状態を基準に判断するのが私たちのスタンスです。

冬の外壁塗装に不安がある方は、問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、電話でのご相談、ショールームへの来店など、ご都合のよい方法でお気軽にご相談ください。

おうちのかかりつけ医OHANAが、状況に合わせた最適な選択肢を一緒に整理します。

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