お役立ちコラム

外壁のひび割れを放置すると危険!修理のベストタイミングと費用相場

著者:庄嶋 善則

外壁のひび割れを放置すると危険!修理のベストタイミングと費用相場

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!

ふと外壁を見た際に「あれ?ひびが入っている」と気づいて、不安になった方もいるのではないでしょうか。

  • 「修理するとしたらどのくらい費用がかかるのか」
  • 「外壁塗装のタイミングと一緒にした方が得なのか」

などのご相談をよくいただきます。外壁のひび割れは、水の通り道の入口になるサインでもあるため雨漏りを招くかもしれません。

今回のお役立ちコラムでは、外壁のひび割れを放置するリスクと、修理のベストタイミング、費用の目安についてお伝えします。「どのタイミングで診断や見積もりを頼めばいいか」がイメージしやすいように、具体的に見てみましょう。

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外壁のひび割れ放置は危険!何が起こる?

外壁のひび割れ放置は危険!何が起こる?

外壁のひび割れを放置すると、さまざまな支障が出ます。何が起こるか見てみましょう。

表面だけの問題に見えて“水の通り道”になる

外壁に入ったひび割れは、一見すると髪の毛のように細い線で「大したことはない」と感じやすいものです。しかし、小さなすき間から少しずつ雨水が入り込み、塗膜の裏側や下地に水分が溜まるきっかけになってしまいます。

塗装の本来の役割は、外壁材を雨や紫外線から守るバリアです。ひび割れによって破れ、下地がむき出しになっている状態が続くと、外壁材自体の劣化が一気に進んでしまいます。表面だけの問題に見えても、建物の内部でダメージが蓄積される場合もあるため要注意です。

雨水が入るとどうなるか

ひび割れから浸入した雨水は外壁材の中に染み込み、次第に防水紙や木下地、断熱材の方へ進んでいきます。すぐに室内に雨漏りとして現れなくても、見えないところで木材が湿気を含み続けると、腐朽やカビを招くかもしれません。

最初は「少しのひび割れ」で済んでいたものが、数年後には「外壁材の張り替えや大きな補修」が必要となることもあります。つまり、ひび割れを放置するほど修理の範囲も費用も大きくなるのです。

「まだ大丈夫」と判断しがちなパターン

現場では「雨漏りしていないから大丈夫だと思っていた」「室内にシミは出ていないので様子を見ていた」というお声を聞きます。

しかし、雨漏りとして室内に症状が出てくる頃には、外壁の内側では何年も前から水が内部に溜まっていたというケースも珍しくありません。私は、ひび割れが現れた際には「今の状態を一度プロに診てもらうサイン」だとお伝えしています。放置して良いかを判断する前に、現状を知ることが大切です。

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外壁のひび割れ修理のベストな時期は?判断の仕方

修理のタイミングを見極めるには、現状を知ることが大切です。何を基準にタイミングを決めれば良いか見てみましょう。

季節より症状の進み具合で判断することが大事

ひび割れ修理のタイミングを考える際、多くの方が「季節」を気にされます。もちろん、塗装や補修に向いている季節・気候条件もあるでしょう。ただ私は「季節だけで判断するのではなく、症状の進み具合で考えた方が良いです」とお伝えします。

たとえば、ひび割れがはっきり出ているのに「次の春まで様子を見てから」と先延ばしにしている間にも、雨風や紫外線は外壁にダメージを与え続けます。ひび割れに気づいた今が、補修のタイミングであることも珍しくありません。

雨漏り前に動くのがベスト

修理のベストタイミングは「雨漏りが起きてから」ではなく「雨漏りが起きる前」です。室内にシミやポタポタ落ちる状態が出てからでは、外壁表面だけの補修では済まないことがほとんどです。防水紙の張り替えや下地の交換など、大掛かりな工事が必要になり、費用も工期も一気に増えてしまいます。

外壁のひび割れに気づいた段階で無料診断を受けていただき、

  • 「今は部分補修で良いのか」
  • 「近いうちに塗装もあわせて考えるべき状態なのか」

といった見立てを持っておくことが大切です。ランニングコストを抑えやすくなり、建物の寿命にもつながるメンテナンスがしやすくなります。

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外壁ひび割れの修理方法と費用相場

外壁ひび割れの修理方法と費用相場

ここからは、外壁ひび割れの修理方法と費用相場について見てみましょう。

樹脂や下塗り材などで軽微補修する場合

軽微なひび割れ補修を行う場合、1か所あたり数千円~1万円台が目安です。しかし「ひび割れの数・範囲」や「足場の有無」で費用は変わってきます。ごく細いヘアクラックであれば、専用の樹脂を刷り込んで埋めたり、下塗り材でカバーしたりして補修することが多いでしょう。

一方、下地まで到達している場合は樹脂注入での補強が必要なケースもあります。また、幅が少し広いクラックでは、ひび割れを一度広げてからシーリング材を充填したり、エポキシ樹脂を注入したりします。

補修+部分塗装と全面塗装の違い

ひび割れの範囲が限られていて、外壁全体の劣化が軽い場合は「補修+部分塗装」で対応可能です。相場は5~20万円程度ですが、既存の色との馴染みに限界があり、光の当たり方によっては、塗ったところが目立ちやすくなることがあります。

一方チョーキングや色あせなど、ひび割れ以外の症状が建物全体に出ている場合は「補修+外壁全面塗装」の方が良いでしょう。延床30坪前後の一般的な戸建てで、外壁のひび割れ補修を含めた外壁塗装工事の場合、80〜120万円前後が目安です。使用する塗料や工事範囲によっては、100万円を超えます。

足場費用も大切

外壁のひび割れ修理で見落とされがちなのが「足場費用」です。足場費用は5~20万円かかります。高所作業が必要になる場合、多くの現場で足場の設置が必要です。なお「今はひび割れのみだから」と最小限の補修だけを行い、数年後に改めて足場を組み直して塗装をするという流れになると、足場代を二重に支払うことになってしまいます。

しかし「外壁塗装やシーリングの打ち替え、屋根の補修」など、さまざまな工事をまとめて行えば足場を組む回数が1回で済むため、足場費用を抑えることが可能です。

今すぐ修理すべき?ケース別の考え方

今すぐ修理すべき?ケース別の考え方

修理の緊急度は状況によって異なります。ケース別に考え方を見てみましょう。

細かいひび割れが数か所だけある場合

診断と軽微補修を先に行い、他の場所は数年間劣化状況を見ながら塗装のタイミングを検討する進め方が良いでしょう。ただし「放置しっぱなし」ではなく、定期的に状態を確認していくことが前提になります。

南面・窓まわり・バルコニー下などに目立つクラックがある場合

日当たりの良い南面や雨水が溜まりやすい窓まわり、バルコニーの下などに目立つひび割れが出ている場合は、雨水が入り込みやすいため要注意です。早めに補修しながら周囲のシーリングや防水の状態も確認した方が良いでしょう。

築15〜20年でひび割れ以外の劣化も出ている場合

築15〜20年を迎えたお住まいでは、外壁のひび割れと同時に「チョーキングや色あせ、シーリングの割れ、屋根の劣化」など、複数の症状が出てくることも多くなります。部分補修のみで乗り切るよりも、外壁塗装や屋根塗装を含め建物全体で見直した方が、費用を抑えやすくなるでしょう。

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FAQ|外壁ひび割れ修理のよくある疑問

FAQ|外壁ひび割れ修理のよくある疑問

外壁のひび割れは「放置して良いもの」と「早急な対応が必要なもの」があり、その見極めが難しい部分です。

ここでは、診断の現場でよくいただくご質問と、その考え方のポイントを整理します。

Q1.どのくらいのひび割れから相談した方が良いですか?

A.目視で線がはっきり分かるようになった段階で、一度診断を受けていただくことをおすすめしています。髪の毛程度の細いヘアクラックでも、雨が当たりやすい場所や同じラインにひび割れが連続している場合は、水の通り道になりやすく注意が必要です。

「幅何ミリ以上なら危険」というよりも、場所と本数、築年数を含めて総合的に判断するイメージです。

Q2.ヘアクラックは塗装だけで直りますか?

A.下地まで達していない軽微なヘアクラックであれば、専用の下塗り材や微弾性フィラーで表面をならし、その上から塗装する方法で対応できることが多いです。

ただし、同じ場所に何度もクラックが出ている場合や、構造的な動きが大きい部位では、塗装のみでは再発リスクが残るため、シーリングや樹脂注入を併用した補修が必要になるケースもあります。

Q3.ひび割れ補修をDIYで行っても大丈夫でしょうか?

A.ホームセンターの充填材などで簡易補修をされる方もいますが、奥まで届かず表面だけをふさぐ形になると、内部で水分が滞留し逆に傷みを進めてしまうことがあります。

また、その後プロが本格的に補修する際に、既存の充填材を撤去する手間が増える場合もあります。見た目を一時的に整える程度ならともかく、長期的に家を守る観点では専門業者への相談を優先された方が安心です。

Q4.外壁のひび割れ修理に火災保険が使えることはありますか?

A.台風や強風、地震など「突発的な外力」が原因でひび割れが生じたと認められる場合は、火災保険の対象になるケースもあります。一方、経年劣化や施工不良に起因するひび割れは対象外になることがほとんどです。

保険が使えるかどうかは現地調査と保険会社の判断次第ですので、気になる場合は現場写真とあわせて相談してみると良いでしょう。

Q5.ひび割れ補修だけ先に行い、塗装は数年後でも問題ありませんか?

A.範囲が限定された軽微なひび割れであれば、応急的に補修だけ先行し、数年後の塗装時に改めて全体を整える進め方も可能です。ただし築15〜20年クラスでチョーキングやシーリング劣化も出ている場合、補修と塗装を分けると足場代が二重にかかりトータルコストが上がりやすくなります。

診断時に「10年先を見据えたときにどちらが得か」を一緒に検討してもらうと良いでしょう。

外壁ひび割れを賢く直すなら|診断と工事はOHANAにご相談ください

外壁ひび割れを賢く直すなら|診断と工事はOHANAにご相談ください

外壁のひび割れは「まだ雨漏りしていないから」「シミが出ていないから」と後回しにされがちですが、放置するほど内部に水が回りやすくなり、将来的に外壁材の張り替えや大掛かりな補修が必要になるリスクが高まります。

今回のコラムでお伝えしたように、症状の程度や位置、築年数によって「部分補修で済む段階」から「外壁塗装や屋根塗装を含めて全体を見直した方が得な段階」へと変わっていきますので、自己判断だけで様子見を続けるのはおすすめできません。

福岡市で外壁のひび割れが気になってきた方は「おうちのかかりつけ医OHANA」の無料診断をご活用ください。お問い合わせフォームやメール、電話からのご相談はもちろん、ショールームで実際の事例写真を見ながら費用感や工事の進め方をお話しすることも可能です。

ひび割れに気づいた今が、将来の修理費用を抑えつつ大切なお住まいを守る第一歩になりますので、気になる箇所があれば早めにプロに見せていただければと思います。

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