お役立ちコラム
鉄骨のサビは早めの塗装で防げる!劣化を防ぐタイミングと塗料選び

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です。
所有・管理されている工場や倉庫、オフィスビルなどの建造物において、こんなお悩みはありませんか?
「鉄骨に少しサビが出ている。放置したらまずいことになるだろうか」
「サビが進行していて、建物の安全性が心配だ」
サビは鉄骨造の建造物にとって、サビや腐食は建物の寿命や安全性を大きく左右する深刻な問題です。見た目の美観を損なうだけでなく、構造材の強度が低下し、最悪の場合は重大な事故につながる可能性すらあります。
一方で、適切な対策を適切なタイミングで行えば、大切な資産である建造物を長く、安全に使い続けられるでしょう。今回のお役立ちコラムでは、「まだ大丈夫だろう」と見過ごされがちな鉄骨のサビ・腐食に対し、なぜ早めの「塗装メンテナンス」が最高の解決策となるのか、その具体的なメリットと重要性を分かりやすく解説します。
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鉄骨のサビを早めの塗装で防げる理由

鉄骨のサビ(腐食)は、空気中の酸素と水分が鉄の表面に触れることによって進行する化学反応です。塗装メンテナンスは、この酸素と水分が鉄に到達するのを物理的に遮断するために有効となります。
サビの進行を止める
鉄骨にひとたびサビが発生すると、そのサビ自体が水分や塩分を保持しやすくなるため、雪だるま式に周囲へ腐食を広げてしまいます。(サビが鉄の体積の数倍に膨張し、塗膜や周囲の健全な部分を押し剥がしてしまうためです。)
早めの塗装メンテナンスにより、鉄が健全な状態、あるいはサビがごく軽度な初期段階で塗装を行えば、サビの進行に必要な要素(酸素・水分)を完全に遮断できるでしょう。
塗装は鉄骨の「防護膜」となる
鉄骨塗装で使われるサビ止め塗料(防サビ塗料)には、防サビ顔料が含まれており、鉄の表面に強固に密着し、化学的な力でもサビの発生を抑制します。
塗装が遅れると腐食が進行し、鉄骨が脆くなるでしょう。塗装前に大規模なサビ落とし(ケレン)や、ひどい場合は鉄骨自体の補強・交換が必要になります。
鉄骨に塗装メンテナンスを施す時期

鉄骨のサビを防ぐための塗装メンテナンスの時期は、サビが発生する前、あるいはサビが初期段階で表面に確認された時期が最適なタイミングです。
塗料の耐久年数で判断する
塗料の耐久年数に基づく計画的なサイクルでの鉄骨塗装は、使用した塗料の種類に応じて、メーカーが定める耐久年数を目安に計画的に行うのが、もっとも費用対効果の高い方法です。たとえば一般的なウレタン塗料やシリコン塗料の耐久年数は8年~15年、フッ素塗料や無機塗料は約15年~20年と言われています。
このサイクルが来る前に、見た目の劣化がなくても点検を実施し、準備を進めることをオススメします。
塗膜の劣化サインに基づく判断(視覚的チェック)
以下のサインが見られたら、耐久年数に関わらず、すぐに点検・メンテナンスを検討した方がよいでしょう。
色褪せ・チョーキング(白亜化)
色褪せや(チョーキング塗膜の表面が粉状になり、触ると手に白い粉が付く現象)が発生している場合は、塗膜の防水性・保護機能が低下し始めている初期サインです。
塗膜のひび割れ・剥がれ
塗膜に亀裂が入ったり、パリパリと剥がれ始めたりしているなら注意が必要です。このひび割れから水分が鉄骨内部に侵入し、サビの直接的な原因となります。
軽微なサビの発生
赤茶色のサビが点状に(ピンホールサビ)発生し始めたら、早急に塗装メンテナンスをすべきでしょう。この初期段階であれば、簡単なケレン作業と防サビ処理で対応可能ですが、サビが進行すると大掛かりな補修が必要になります。
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鉄骨サビ対策のための塗料選び

法人建物の鉄骨のサビ・腐食にお悩みの担当者様にとって、塗装時の塗料選びは、建物の耐久性とメンテナンスコストを左右するもっとも重要な決定事項です。鉄骨塗装で失敗しないためには、単に「サビ止め」と表示されている塗料を選ぶのではなく、「防サビ力」と「耐久性」についても確認した方がよいでしょう。
①下塗り剤の選び方
サビの進行を防ぐ核となるのが下塗り材(プライマー)です。ここで選ぶべきは、高い防サビ性能を持つ塗料、具体的には変性エポキシ樹脂系サビ止め塗料などです。これは既存のサビや素地への密着性が非常に高く、水分や酸素の遮断能力に優れているため、サビの再発を強力に抑制します。
②上塗り材の選び方
防サビ層を長期間保護するために重要なのが、上塗り材(トップコート)の選択です。上塗り材には、紫外線・雨水・排気ガスなどから下塗り材を守る役割があるため、何を選ぶかはとても重要と言えるでしょう。
この耐久年数がメンテナンスサイクルを決定づけるため、フッ素樹脂塗料や無機塗料といった、耐久年数が15年から20年と長い高グレードの塗料を選ぶことをオススメします。初期費用は高くなりますが、塗り替えの回数が減ることで、長期的なトータルコストは大幅に削減されるでしょう。
フッ素塗料の特徴
フッ素塗料は、フッ素樹脂を主成分としており、極めて高い耐候性を持つことが最大の特徴です。フッ素塗料は、一般的なシリコン塗料よりもさらに長く長期間にわたり塗膜の劣化を防ぎます。鉄骨は常に紫外線や雨風にさらされるため、この長い耐久性は塗り替え回数を減らし、トータルメンテナンスコストを大幅に削減できるでしょう。
また塗膜の表面が滑らかで、汚れが付着しにくく、付着した汚れも雨で流れ落ちやすいセルフクリーニング効果を持つため、美観の維持にも優れています。
無機塗料の特徴
無機塗料は、石やガラスなどの無機物を主成分とする塗料です。非常に硬く、極限まで耐久性を高めたい場合に選ばれます。20年以上の耐久性を持つ製品が多く、現在の塗料の中でもっとも長寿命とされるグレードの一つです。頻繁な塗り替えが困難な大型工場の屋根や高所部分に適しています。
塗装時に定期メンテナンス(診断)を依頼しておくと安心
法人建物の鉄骨サビ対策において、定期メンテナンスを業者に依頼する最大のメリットは、「サビの早期発見・早期治療」によるコスト抑制とリスク管理です。
専門業者は、一般の方が発見しにくい塗膜の微細な劣化サインや初期のサビを正確に捉え、サビが深刻化する前に小さな補修で対応できます。これにより、大規模な鉄骨補強や交換といった高額な将来の出費を未然に防ぎ、トータルメンテナンスコストを大幅に削減できるでしょう。
また定期的な点検記録は、建物の劣化履歴として残り、企業として適切な予防措置を講じているというリスク管理の証拠となるため、建物の安全と資産価値を計画的かつ確実に守る安心感を得られます。
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FAQ|鉄骨のサビ対策と塗装メンテナンスについてよくある質問

鉄骨のサビは、企業活動における安全性・耐久性・資産価値に直結する重要な設備管理項目です。ここでは、工場・倉庫・ビルを管理されている法人担当者様から特によく寄せられる質問をまとめました。計画的な修繕検討や社内説明資料の作成にお役立てください。
Q.鉄骨のサビは、どの程度進行すると危険水準なのでしょうか?
表面が赤茶色になる初期段階は軽度ですが、膨張・剥離が確認できる状態は腐食が内部に進行している可能性があります。サビは放置すると体積が増加し、構造強度を低下させるため、初期段階での塗装が最重要です。
Q.サビが発生していても塗装で補修できますか?
軽度のサビであれば、ケレン作業(サビ落とし)+防サビ下塗りで対応可能です。ただし、深い腐食や鉄骨断面の減少がある場合は、補強や交換が必要となり、塗装のみでは対処できません。
Q.鉄骨塗装の最適なサイクルはどれくらいですか?
選定する塗料によって異なりますが、ウレタン・シリコンは8〜15年、フッ素・無機系では15〜20年が一般的です。ただし屋外暴露条件や海風・化学薬品の影響を受ける環境ではサイクルが短くなるため、定期点検が不可欠です。
Q.サビ止め塗料はどのグレードを選ぶべきですか?
法人施設であれば、変性エポキシ樹脂系の防サビ下塗りを推奨します。密着性・耐水性が高く、再発リスクを抑えられます。上塗りはフッ素または無機塗料を選択すると長期のメンテナンスサイクルが可能です。
Q.定期点検を依頼するメリットはありますか?
サビの早期発見により、補強工事や鉄骨交換などの大規模投資を回避できます。また、点検記録は建物の履歴管理として活用でき、保全活動の正当性を示す資料にもなります。
株式会社OHANAが提案する「鉄骨サビ対策の最適解」|早期診断と計画修繕がコストを最小化する

鉄骨のサビ対策は、美観維持だけでなく、企業の安全管理・設備保全・資産価値の維持といった観点から極めて重要な施策です。サビは一度進行すると急速に劣化が広がり、補強・交換といった高額な工事につながるため、早期診断と計画的な塗装メンテナンスこそが最大のコスト削減策となります。
株式会社OHANAでは、サビの発生状況・鉄骨の構造・暴露環境・既存塗膜の劣化度を踏まえた専門診断を行い、最適な下地処理や防サビ塗料、耐久性の高い上塗り塗料を組み合わせた実務的な提案が可能です。特に、企業活動への影響を最小化しながら長期保全計画を構築するためには、定期点検の導入とサイクル型メンテナンスの採用が重要です。
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日本の住宅は他の先進国に比べ住宅の耐久年数が
著しく低いと言われております。
特に、お家の防水に関しては定期的なメンテナンスが必要です。
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