お役立ちコラム

工場屋根を改修するとここまで変わる!熱中症対策と省エネ効果を実証

著者:庄嶋 善則

工場屋根を改修するとここまで変わる!熱中症対策と省エネ効果を実証

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です。

工場を経営している皆さま。屋根の改修で悩んでいませんか?近年特に話題にあがるのは2つの大きな問題です。

「工場内の過酷な作業環境による従業員の熱中症リスクが気になる」

「冷房負荷増大による電気代の高騰が激しいため、省エネ対策をしたい」

今回のお役立ちコラムでは工場屋根の改修(遮熱塗装や断熱工事など)が、どのようにして従業員を守る熱中症対策となり、電気代を削減する、省エネ効果を生み出すのかを詳しく解説します。

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工場の屋根改修による熱中症対策と省エネ対策

工場の屋根改修による熱中症対策と省エネ対策

工場の屋根は、外部の熱が内部に侵入する最大の要因です。そのため、屋根の改修は、夏の熱中症対策(作業環境改善)と、年間を通じた省エネルギー対策(光熱費削減)の両方に極めて高い効果を発揮します。

熱中症対策としての屋根改修

熱中症対策としての屋根改修では、作業空間の体感温度を下げることを直接の目的とします。

遮熱塗装

遮熱塗料は、太陽光に含まれる赤外線(熱エネルギー)を反射する、特殊な顔料を含んでいます。これにより、屋根材自体の表面温度の上昇を抑制し、屋内への熱の侵入を大幅にカットできるでしょう。

遮熱塗料なら、既存の屋根を撤去せずに塗るだけで済むため、工期が短く、コストも比較的安価に抑えられます。遮熱塗装を施すだけで、屋根裏の温度が10度以上低下するケースも珍しくありません。結果として、工場内の作業空間の輻射熱(熱源からの放射による暑さ)が低減し、作業員の体感温度も改善されるでしょう。

断熱工事

断熱工事では屋根裏や屋根下に断熱材を組み込むなどして、熱の伝導自体を物理的にブロックします。遮熱が「反射」であるのに対し、断熱は「遮断」です。断熱工事は外気温の影響を最も受けにくくする、根本的な熱対策です。遮熱塗装と組み合わせることで、夏季だけでなく冬季の暖房熱の流出も防ぐため、年間を通じて効果を発揮します。

省エネルギー対策としての屋根改修

熱の侵入を防ぐことは、そのまま空調負荷の軽減に直結するため、非常に効果的な省エネ対策となります。

空調負荷の大幅な軽減

屋根材を断熱性の高いものに交換するか、遮熱塗装を施せば、屋根からの熱流入が抑えられます。結果として工場内の空調機(エアコン)は、設定温度に達するために必要な電力消費が大幅に削減されるでしょう。特に、断熱性が低い古い工場では、屋根改修を行うだけで、空調にかかるエネルギーコストが20%から40%程度削減されるケースも珍しくありません。

空調機への負担を軽減

外気温度が高い状況で空調機をフル稼働させると、機器の効率は低下しますが、屋根改修によって運転負荷が下がると、空調機本来の高効率な運転が可能になります。

照明コストの削減(採光性の改善)

屋根材を交換する際、一部に採光性の高い素材(トップライトなど)を導入することで、昼間の自然光を積極的に工場内に取り入れることも可能です。これにより、日中の電気照明の使用時間を減らせ、照明にかかる電力消費コストを削減できます。(熱対策とは別の角度からの省エネ効果です)

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工場における遮熱塗装と断熱工事の相場

工場における遮熱塗装と断熱工事の相場

工場の屋根改修費用は、塗料や断熱材のグレードや工場の屋根の素材(折板屋根・スレート屋根など)、劣化状況、施工する面積によって大きく変動します。ここでは一般的に提示されることが多い、1平方メートルあたりの単価を中心にご説明しますので参考程度にお考えください。

初期費用を抑えたい場合は遮熱塗装がおすすめです。一方で、熱中症対策と省エネ効果を最大限に高め、長期的なランニングコストとメンテナンス費用を削減したい場合は、断熱工事を選ぶ方が最終的に経済的メリットが大きくなる可能性も高いでしょう。

具体的な見積もりを取る際は、遮熱と断熱の両方の見積もりを業者から取得し、耐用年数を含めたトータルコストで比較すると判断しやすくなります。

遮熱塗装の費用相場

遮熱塗装は、主に塗料のグレードと耐久年数によって価格が変わります。

一般的な遮熱塗料(シリコン系など)

一般的なシリコン塗料を選ぶ場合、足場や高圧洗浄、下塗りを含めた工事費込みで、1平方メートルあたりの単価は2,500円から4,000円程度が相場となることが多い印象です。費用を抑えつつ遮熱効果を得たい場合に選ばれますが、耐用年数は比較的高耐久な塗料に比べて短くなります。

高耐久・高機能な遮熱塗料(フッ素系、無機系など)

高耐久・高機能な遮熱塗料を選ぶ場合、足場や高圧洗浄、下塗りを含めた工事費込みで1平方メートルあたりの単価は3,500円から5,000円程度、特殊な高機能塗料を選んだ場合はさらに高くなる傾向があります。初期費用は高くなりますが、耐用年数が10年を超えるものが多く塗り替え回数も減るため、長期的に見るとトータルコストが安くなるでしょう。

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断熱工事(断熱材の設置・葺き替え)の費用相場

断熱工事(断熱材の設置・葺き替え)の費用相場

断熱工事は、単に塗るだけの遮熱塗装よりも大がかりな工事となり、工法によって費用が大きく異なります。

天井裏への断熱材導入

比較的安価なグラスウールなどの断熱材を使用し、天井裏に敷き詰める場合、材料費と施工費込みで1平方メートルあたり2,000円から4,000円程度が目安となります。工場稼働中でも施工しやすい内装工事ですが、天井がない構造の工場や、天井裏に複雑な配管がある場合は施工が難しい場合もあるでしょう

屋根のカバー工法(重ね葺き)

屋根のカバー工法は、既存の屋根材を撤去せず、その上に断熱材と新しい軽量な金属屋根材を重ねて葺く工法です。工事費込みで1平方メートルあたり7,000円から12,000円程度が相場となります。遮熱と断熱の両方の効果を同時に高められ、防水性能も向上する方法です。

既存屋根の撤去費用がかからないため、全面撤去よりコストを抑えやすいですが、屋根全体の総重量が増加します。

屋根の全面撤去・葺き替え工法

既存屋根の撤去・処分費や新しい断熱材の設置、新しい屋根材の葺き替え費用すべてを含めると、1平方メートルあたり10,000円から18,000円程度、またはそれ以上になることもあります。最も初期費用は高くなりますが、高い断熱性能と長期的な耐久性を得られ、古いアスベスト含有スレート屋根の処理が必要な場合にも向いている方法です。

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FAQ|工場屋根改修による熱中症対策と省エネ効果についてよくある質問

FAQ|工場屋根改修による熱中症対策と省エネ効果についてよくある質問

工場屋根の改修は、作業環境の改善とエネルギーコスト削減に大きな影響を与えるため、多くの工場経営者様からお問い合わせをいただきます。

ここでは、改修をご検討中の企業様が特に関心を寄せる質問をまとめました。判断材料としてご活用ください。

Q.遮熱塗装と断熱工事のどちらを優先すべきですか?

初期費用を抑えつつ一定の効果を求める場合は遮熱塗装が適しています。一方、長期的な熱環境改善と省エネ効果を重視する場合は断熱工事が優位です。

最適解は施設の劣化状況や屋根構造によって異なるため、両方の見積りを取得し比較することが推奨されます。

Q.改修後の温度低減効果はどの程度期待できますか?

遮熱塗装のみで屋根裏温度が10℃前後低下する事例が一般的です。断熱工事を併用した場合は、体感温度の改善や空調負荷の大幅減少が見込まれ、年間の電力コスト削減に寄与します。

Q.工場を稼働させたまま屋根工事を実施できますか?

工場の生産ラインを止めずに施工するケースは多く、夜間作業や工程調整により対応が可能です。ただし、騒音・安全管理・火気使用の有無を踏まえた事前協議が必要となります。

Q.屋根材の種類によって施工方法は変わりますか?

はい。折板屋根、スレート屋根、金属屋根など、屋根材の種類により最適な工法・材料・下地処理方法が異なります。誤った工法を選択すると耐久性能が低下するため、専門業者の診断が不可欠です。

Q.具体的な省エネ効果はどのように算出されますか?

空調負荷の低減量、屋根材の熱抵抗値、工場内温度データなどを元に、年間エネルギー削減量を算出します。事前診断を行うことで、投資回収年数(ROI)も数値化できます。

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工場屋根改修で熱中症対策と省エネを同時に実現するために|株式会社OHANAへの早期相談が最適解

工場屋根改修で熱中症対策と省エネを同時に実現するために|株式会社OHANAへの早期相談が最適解

工場屋根の改修は、作業環境の改善と省エネルギー化を同時に実現できる重要な経営施策です。特に近年の猛暑傾向と電力単価の上昇により、屋根からの熱侵入は企業活動に直接的な負担をもたらしています。

遮熱塗装や断熱工事は、工場内部の温度上昇を抑制し、従業員の熱中症リスクを軽減すると同時に、空調設備の負荷を下げ、継続的な電気代削減につながる点で非常に有効です。さらに、断熱工事やカバー工法を選択することで、長期的な維持管理コストを最適化し、建物資産価値の向上も図れます。

株式会社OHANAでは、工場の構造・稼働状況・屋根材の劣化度を踏まえた実務的な診断を行い、遮熱・断熱双方の効果を数値で提示したうえで投資対効果を明確にした提案を行っています。

お問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、電話でのご相談、ショールームへの来店にて、貴社の現場状況に適した最適な改修方針を具体的にご案内いたします。

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著しく低いと言われております。
特に、お家の防水に関しては定期的なメンテナンスが必要です。
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