お役立ちコラム
外壁塗装で電気代は本当に下がる?実際の施工事例で検証

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です。
近年、製造業や物流、オフィスビルディングにおけるランニングコストの削減とCO2排出量の削減は経営課題となっています。
この課題への有効なアプローチとして注目されているのが、屋根や外壁に太陽熱を反射させる特殊な塗料を施す「遮熱塗装」です。施工するだけで、建物内部への熱の侵入を劇的に抑え、空調設備への負荷を大幅に軽減できるとされています。
今回のお役立ちコラムでは、塗装前後の電力使用量と室内温度の推移を徹底的に検証したデータなどをご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
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外壁塗装の省エネ効果|遮熱塗装であれば、電気代は下がる

遮熱塗装は、通常の塗料とは異なり、太陽光に含まれる赤外線(熱線)を効率よく反射する特殊な塗料です。
省エネ効果①熱の侵入を防ぐ
屋根や外壁に遮熱塗装を施すと、太陽光が当たっても熱を吸収しにくく、大部分を外部へ跳ね返します。これにより、建物の表面温度の上昇が抑えられ、熱が室内へ伝わりにくくなるのがポイントです。
省エネ効果②冷房負荷の軽減
室内温度の上昇が抑制されるため、エアコンなどの冷房機器が稼働する頻度や時間が減るでしょう。また、設定温度を極端に下げなくても快適に過ごしやすくなります。この冷房の使用量減少が、直接的に電気代の削減につながる理由と言えるでしょう。
省エネ効果③ヒートアイランド現象の緩和
建物単体だけでなく、都市全体での遮熱塗装の普及は、表面温度を下げることでヒートアイランド現象の緩和にもわずかながら貢献すると言われています。
遮熱塗装の電気代削減効果は?|施工事例と検証結果
アステックペイント社の遮熱効果検証試験によると、以下のような結果が公開されています。
| ・一般塗料(グレー)を塗装した屋根の表面温度が74.2℃であったのに対し、遮熱塗料(白)を塗装した屋根の表面温度は55.4℃まで低下した
・一般塗料のプレハブの室内温度が29.0℃であったのに対し、遮熱塗料(白)のプレハブでは室内温度が26.6℃に抑えられた。 ・実際に約1か月間のエアコンの消費電力を測定したところ、消費電力が22.3%削減された。 |
電気代は世帯人数や地域、建物の種類によって大きく異なります。業務用エアコンを使用している工場の場合、仮に1か月のエアコン代が4万円であるなら、月々8,920円下がるでしょう。6月から9月の間、同様にエアコンを使うなら、35,680円も下がる計算になります。
参考:【実験検証】遮熱塗装による温度変化と省エネ効果(アステックペイント)
一般的な塗料より、遮熱塗料の方が長持ちするのも見逃せない!

一般的な塗料、特に濃色のものは、太陽光に含まれる赤外線を吸収し、塗膜表面の温度が非常に高くなります。この極端な高温状態が、塗膜の劣化を加速させる大きな要因です。
まず、昼夜の温度差によって、塗膜は高温で膨張し、低温で収縮するサイクルを繰り返します。遮熱塗料はこの温度差を小さくするため、塗膜にかかる物理的なストレスが減り、ひび割れや剥がれといった劣化の発生を遅らせられるでしょう。
また高温は塗料の成分である樹脂の化学的な分解を早めますが、遮熱塗料は表面温度を低く保つことで、この化学的な劣化の進行を遅らせ、塗膜が長期間にわたり本来の耐候性を維持します。
こんな方におすすめ!遮熱塗料が最大限に効果を発揮する環境とは
遮熱塗装は、主に建物の熱源となる太陽光の影響を強く受ける環境にある住まいで、その効果を最大限に発揮します。
金属製の屋根や外壁を採用している
屋根材の中でも、熱を通しやすい金属製の屋根(ガルバリウム鋼板・トタン・折板屋根など)を使用している建物は、遮熱塗装のメリットを強く実感できます。金属屋根は太陽光を吸収すると非常に高温になりやすく、その熱が室内に伝わりやすいため、遮熱塗料による表面温度の大幅な低下が、そのまま室内の涼しさにつながるでしょう。
断熱材が不十分、または入っていない建物
遮熱塗料は熱の侵入を防ぐ「遮熱」機能に特化しており、断熱材は熱の移動を遅らせる「断熱」機能に特化しています。屋根裏に断熱材がほとんど入っていない古い建物や、工場・倉庫のように断熱構造を持たない建物では、屋根の熱がダイレクトに室内に伝わるため、遮熱塗料の効果が非常に分かりやすく現れるでしょう。
日当たりが非常によい立地の建物
周囲に高い建物がなく、1日を通して屋根や外壁に直射日光が当たり続ける立地の住まいは、常に熱負荷が高い状態にあります。特に南向きの外壁など、長時間にわたって日射を受ける箇所が多い場合、遮熱塗装を施すことで、年間を通じた冷房費の削減効果を実感しやすいでしょう。
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遮熱塗装が気になるなら、まずはプロに相談しよう

遮熱塗装が気になるなら、まずは信頼できる塗装業者に相談するところからはじめましょう。遮熱塗装はプロの専門的な知識と施工技術が不可欠です。
適切な塗料の選定と最適な色の提案をしてくれる
遮熱塗料の効果は、使用する塗料の種類(グレード)と色によって大きく左右されますが、これらの専門的な判断は一般の方には困難です。
色選びの重要性
熱反射効果は、光をもっとも反射する白に近い明るい色ほど高くなります。しかし、建物の景観や地域の規制により、自由に色を選べないことがあります。専門の塗装業者は、お客様の美観の希望と期待する遮熱効果のバランスを取りながら、もっとも効果的で、かつ法規に適合した塗料の種類と色を提案してくれるでしょう。
塗料のグレード選びも安心
遮熱効果を長期間維持するためには、塗料自体の耐久性や低汚染性も重要になります。特に低汚染性がないと、塗膜に付着した汚れが熱を吸収する原因となり、せっかくの遮熱効果が短期間で失われてしまうでしょう。専門家は、単に遮熱機能が高いだけでなく、地域の気候や建物の状態に適した高耐久かつ低汚染性の塗料を選び出す知識を持っています。
建物の状態を踏まえた総合的な診断と保証
塗装業者は、建物の構造や既存の劣化状態を詳細に診断し、遮熱塗装の必要性や効果を判断します。
熱の原因特定をしてくれる
プロならば、暑さの原因が屋根からの熱だけでなく、窓の断熱性能や外壁の劣化など他の要因もあるのかを総合的に判断し、遮熱塗装がもっとも費用対効果の高い解決策であるかを判断できます。
費用の明確化と保証
塗装工事の品質保証や、使用する塗料の耐久年数、費用対効果(電気代削減による回収期間など)について、具体的に説明を受けられるでしょう。これにより工事内容に納得し、安心してサービスを利用できます。
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FAQ|外壁塗装と電気代削減についてよくある質問

外壁塗装で本当に電気代が下がるのか、どの程度の削減効果が期待できるのかといった点は、多くの企業様・施設管理者様が関心を寄せるテーマです。ここでは、遮熱塗装を前提とした外壁・屋根改修について、実務上よくいただくご質問を整理しました。投資判断や社内稟議資料をまとめる際の参考情報としてご活用ください。
Q.通常の外壁塗装では電気代は下がりませんか?
一般的な美観目的の外壁塗装のみでは、電気代削減効果は限定的です。電気代削減を明確な目的とする場合は、太陽光の赤外線を反射する機能を持った「遮熱塗料」を選定し、屋根・外壁のどの範囲に採用するかを計画的に検討する必要があります。
Q.遮熱塗装だけでどの程度の電気代削減が見込めますか?
建物の構造や断熱性能、使用している空調設備によって差はありますが、検証データではエアコン消費電力が2割前後削減された事例も報告されています。まずは既存の電気料金データを基に、試算ベースで効果をシミュレーションすることが重要です。
Q.外壁よりも屋根を優先した方が良いのでしょうか?
熱負荷の観点では、直射日光を受ける屋根の方が影響が大きく、優先度は高いと言えます。ただし南・西面の外壁が広く日射を受けている建物では、外壁の遮熱化も空調負荷軽減に有効です。建物ごとの日射条件を踏まえて優先順位を決めることが望まれます。
Q.遮熱塗装はどのような建物で効果が出やすいですか?
金属屋根や金属サイディングなど熱を伝えやすい外装材を用いた建物、断熱材が薄い既存建物、日当たりの良い立地の倉庫・工場・オフィスビルなどでは、遮熱塗装の効果が顕著に現れやすい傾向があります。
Q.投資回収の目安はどのように考えればよいですか?
遮熱塗装に要する初期費用と、年間の電気代削減額を比較し、おおよその回収年数を算出します。加えて、遮熱による塗膜寿命の延伸やメンテナンスサイクルの長期化も含め、トータルライフサイクルコストで評価することが合理的です。
電気代削減まで見据えた遮熱外壁塗装の投資判断は株式会社OHANAへご相談ください

外壁塗装による電気代削減を実現するためには、単に遮熱塗料を採用するだけではなく、建物の構造・既存断熱性能・日射条件・空調設備の仕様などを総合的に踏まえた設計が不可欠です。
遮熱塗装は、屋根や外壁表面の温度上昇を抑制することで空調負荷を軽減し、一定の条件を満たせば電気代の削減に直結しますが、その効果は建物ごとに大きく異なります。また、表面温度を下げることにより塗膜の劣化スピードを抑え、結果として再塗装サイクルの延長や長期的な修繕費の平準化にも寄与します。
株式会社OHANAでは、遮熱塗料の採用可否や仕様選定だけでなく、実際の電力使用実績を踏まえた省エネ効果の試算、投資回収期間の目安なども含めたご提案が可能です。
外壁塗装を単なる美観回復にとどめるのではなく、ランニングコスト削減と建物の長寿命化を同時に達成したい企業様は、ぜひお問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、電話でのご相談、あるいはショールームへの来店にて、株式会社OHANAまでお気軽にご相談ください。
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著しく低いと言われております。
特に、お家の防水に関しては定期的なメンテナンスが必要です。
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