お役立ちコラム
ディプロマットスターの実力|耐風性・メンテ・費用目安を一気に理解
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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
屋根のリフォームを検討する際、「手間をかけずに、長く美しい状態を保ちたい」と思いませんか?
屋根材には様々な製品がありますが、その中で注目を集めている屋根材の1つが、ディプロマットスターです。自然石粒により、色褪せの心配がほとんどなく、約50年の耐用年数が期待されます。
今回のお役立ちコラムでは、ディプロマットスターの特徴やメンテナンス性、費用について詳しく解説しますので、参考にしていただければ幸いです。
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ディプロマットスターとは?
ディプロマットスターは、ディーズルーフィング社が販売するジンカリウム鋼板を基材とし、表面に自然石粒(グラナイト)をセラミックコートして施した、耐久性と意匠性に優れた金属屋根材です。
強み・耐久性・メンテナンス性
ディプロマットスターの最大の強みは、その長期的な耐久性とそれに伴うメンテナンスコストの削減です。基材のジンカリウム鋼板は、錆に強く高い耐久性を持ち、製品の耐用年数は50年程度と非常に長く設定されています。
また、表面の自然石粒は、陶器と同じように高温で焼き付けられたセラミックコートが施されており、紫外線による色褪せがほとんどありません。これにより、長期間にわたって施工時の美しい外観を保持できるでしょう
上記の特性から、スレート屋根のように定期的な屋根塗装が不要とされており、ランニングコストを大幅に削減できる点が大きなメリットです。また、屋根材の一部分だけを外すことが可能であるため、部分的な修理が必要になった際も工数が少なく済むなど、費用対効果に優れています。
インターロッキング構造と耐風性
ディプロマットスターの圧倒的な耐風性能を支えているのが、独自のインターロッキング工法のことを指します。インターロッキング工法とは、屋根材をただ並べるだけでなく、屋根材同士を重ねて噛み合わせ(嵌合し)、さらに屋根材と下地をビスで強固に固定する工法です。
これにより、屋根材一つ一つが独立した状態ではなく、屋根面全体が強固な一枚のパネルのように一体化します。そのためディプロマットスターは、海外の大型ハリケーン対策の実績を持ち、風速60m/sから80m/sの暴風にも耐えられる点は見逃せない長所です。
一般的な横葺き金属屋根のように風で一枚がめくれ上がると全体が剥がれるといった心配が少なく、強風の際にも飛散リスクが極めて低い設計となっています。
軽量性
ディプロマットスターは、1m²あたり約6kgと非常に軽量です。一般的なスレート屋根の約1/3、瓦屋根の約1/7程度の重さであり、屋根の軽量化は建物の重心を下げるため、地震の際の揺れを抑え耐震性の向上に大きく貢献します。カバー工法でのリフォームにも適しており、建物への負担を軽減しながら高い耐久性を得られる点が魅力です。
参考:屋根材ディーズルーフィング製品紹介|ディプロマットスター
ディプロマットスターの価格帯
・1m²あたりの価格目安は8,600円~(定価10,450円/㎡)
ディプロマットスターの価格は一般的な屋根材の中でも比較的高めに位置づけられます。しかし50年という長い耐用年数と塗装メンテナンスが不要という点を考慮すると、長い目で見ればコストパフォーマンス面で優れていると言えるでしょう。
ディプロマットスターの工事総額は?
一般的な戸建て(屋根面積100㎡程度)の屋根カバー工法での費用相場は、約90万円~150万円程度(足場代込み)です。
既存屋根を撤去する葺き替え工法では、撤去・処分費が加わるため、約120万円~200万円程度(足場代、既存屋根撤去・処分費込み)が目安となります。
費用は、屋根の面積・形状・既存屋根の劣化状態、選択する付帯工事の有無などによって変動するため、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討すると良いでしょう。
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ディプロマットスターを採用する上で知っておきたいこと
ディプロマットスターのような石粒付きジンカリウム鋼板屋根材は、従来の金属屋根の利点と弱点を克服した高機能な製品ですが、採用する上で知っておきたいポイントがいくつかあります。
施工技術と業者選びの重要性
ディプロマットスターは、高い耐久性や耐風性を発揮するために、メーカー指定のインターロッキング工法など、専門的かつ正確な施工技術が不可欠です。
金属屋根の施工は、一般的な大工ではなく、板金工(板金職人)と呼ばれる専門の職人によって行われるのが理想です。施工実績が豊富で、この種の屋根材の特性を熟知している業者を選ぶことが、製品の性能を最大限に引き出す鍵となります。
また、屋根の取り合い(棟や谷、壁との接合部など)のルーフィング(防水シート)やシーリング処理の品質が、雨漏り防止の生命線となるためこちらも重要です。気になる場合は施工の様子を撮影してもらい、確認させてもらいましょう。
複雑な屋根形状の場合は特に重要
複雑な形状の屋根の場合、屋根材の加工や納まりが更に難しくなり、施工ミスによる雨漏りのリスクが高まるかもしれません。実績豊富な業者に、複雑な部分の納まりの計画を事前に詳しく確認しましょう。
メンテナンスと長期保証に関する留意点
ディプロマットスターはメリットの多い屋根材ですが、注意すべき点もあります。
石粒の剥離と保証
表面の石粒は長期間色褪せませんが、初期段階や経年により微細な石粒が剥離することもあります。これは基本的には機能に影響を及ぼしませんが、保証内容に「石粒の極端な剥離」が含まれているか、またその判断基準を確認しておくと安心です。
定期点検の必要性
塗装が不要であっても、屋根材を固定しているビスの緩みや、棟板金などの付帯部の状態は経年で劣化する可能性があります。メーカー保証を有効に保つためにも、数年ごとの専門業者による点検を受けたほうが良いでしょう。
付帯部の塗装
屋根材本体は塗装不要ですが、破風板(はふいた)や軒天(のきてん)などの付帯部は金属ではないことが多く、これらは別途、定期的な塗装メンテナンスが必要になります。
カバー工法における下地のリスク
カバー工法では既存の屋根を剥がさないため、下地(野地板など)の腐食や劣化が隠れたままになるリスクがあります。もしすでに雨漏りの兆候がある場合や、築年数が経っている場合は、確かな点検で下地の様子を確認し、必要であれば葺き替え工事に切り替える判断も必要です。
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ディプロマットスターのデメリット
ディプロマットスターは、耐久性・意匠性・耐風性に優れた屋根材として高く評価されていますが、完璧な製品というわけではありません。導入を検討する際には、素材特性や施工条件を理解し、適切な判断を行うことが大切です。ここでは、導入前に知っておきたい2つの注意点を紹介します。
①初期費用が比較的高い
ディプロマットスターは、高級屋根材として位置づけられており、一般的なガルバリウム鋼板屋根やスレート屋根に比べて初期費用が高くなる傾向があります。製品単価は1㎡あたり8,000円台から1万円台と、標準的な金属屋根よりもやや上位の価格帯です。これは、ジンカリウム鋼板の高い防錆性能と、自然石粒をセラミック焼成でコーティングする独自技術が反映されているためです。
また、施工には専用のインターロッキング工法を採用する必要があるため、一般的な屋根材よりも職人の手間と時間がかかります。結果として、初期費用の総額はスレート屋根の約1.3倍、ガルバリウム屋根と比較しても1.1倍ほどになる場合があります。ただし、定期的な塗装が不要であるため、長期的にはメンテナンス費用の削減効果が期待でき、トータルコストでは十分に費用対効果の高い屋根材といえるでしょう。
②施工品質によって性能が大きく変わる
ディプロマットスターの優れた防水性・耐風性を発揮するためには、メーカーが推奨する施工手順を忠実に守ることが欠かせません。特に、屋根材の固定には専用ビスと正確な角度・打ち込み圧が必要で、これを誤ると屋根材の浮きや雨水の侵入を招くおそれがあります。また、棟や谷部分などの取り合い部は、雨仕舞の要であり、防水紙(ルーフィング)の施工精度が低いと、経年で浸水や結露が発生する可能性もあります。
さらに、表面の石粒層は非常に丈夫ですが、施工時に強く擦れると微細な剥離が起きる場合があるため、施工中の取り扱いにも細心の注意が必要です。そのため、メーカー指定の工法に対応し、ディプロマットスターの施工実績が豊富な専門業者に依頼することが最も重要です。適切な施工とアフター点検が行われていれば、これらのリスクは最小限に抑えられ、製品本来の性能を長期間維持できます。
ディプロマットスターによる屋根修理に関して、よくある質問と答え|Q&A
ディプロマットスターによる屋根修理に関して、お客様がよく疑問に感じる点についてQ&A形式で解説します。
Q1.ディプロマットスターで屋根修理をする場合、「カバー工法」と「葺き替え工法」はどちらを選ぶべきですか?
A.既存の屋根の状態によって選択肢が変わります。
屋根カバー工法は、既存の屋根の下地(野地板など)に腐食や雨漏りによる損傷がなく、健全な状態である場合に適しています。工事費用や工期を抑えられる点がメリットです。
一方で葺き替え工法は、既存の屋根材が瓦などで重く、耐震性を大幅に向上させたい場合や、下地が雨漏りなどで傷んでいる場合に向いています。下地から新しくできるため、もっとも耐久性が高まるでしょう。
Q2.太陽光パネルが設置されている屋根でも、ディプロマットスターでカバー工法は可能ですか?
A.可能です。
ただし、パネルを一度撤去・再設置する必要があるため、費用と手間がかかります。また、リフォーム後の再設置においては、屋根に穴を開けずにパネルを固定して、雨漏りリスクを最小限に抑えることがもっとも重要なポイントです。
高耐久・高意匠の屋根リフォームなら|ディプロマットスターはOHANAにおまかせください
ディプロマットスターは、「長く、美しく、安心して暮らせる屋根」を実現するために開発された高性能屋根材です。表面の自然石粒が紫外線や雨風を遮り、色褪せやサビに強く、塗装メンテナンス不要で最大50年の耐用年数を誇ります。また、インターロッキング構造による高い耐風性で、福岡のような台風の多い地域でも安心できる設計です。さらに軽量で、建物への負担を減らしながら耐震性を高められるため、屋根カバー工法にも最適。
おうちのかかりつけ医OHANAでは、ディプロマットスターをはじめとする高耐久屋根材の正規施工に対応しています。メーカー保証を確実に適用できるよう、インターロッキング工法を熟知した板金職人が丁寧に施工し、屋根の形状や下地状態に応じた最適なプランを提案。さらに、施工中の写真記録・完了後の点検・アフター保証体制まで整えています。
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