お役立ちコラム
倉庫や工場にもシロアリ被害はある?発見方法と防除工事の費用相場
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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です。
倉庫や工場を運営している皆さま。シロアリの被害が疑わしいと感じたことはありませんか?
倉庫や工場が木造でないとしても、断熱材には紙や木くずなどが含まれていることも多く、シロアリの格好の餌となります。またシロアリによる被害はさまざまな問題につながるため、できれば早く対処したいところです。
今回のお役立ちコラムでは倉庫や工場におけるシロアリ被害やリスク、発見方法や駆除・対策の工事費用などを詳しく解説しますので、参考にしてみてください。
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倉庫や工場におけるシロアリ被害とは
シロアリの被害は、単に木材を食害するだけでなく、さまざまな問題を引き起こすため注意が必要です。建物の土台、柱、梁といった重要な構造材が食い荒らされ、建物の強度が低下します。
また保管している製品や資材、特に紙類や木製品、布類が被害に遭い、経済的損失につながるでしょう。埋設されたケーブルや配管の断熱材を食い荒らすことで、断線やショートの原因となり、操業停止などの重大な事故を引き起こす可能性もあります。
埋設ケーブルや配管の断熱材
工場や倉庫では、多くの配線や配管が床下に埋設されています。これらの周囲の断熱材は、シロアリが好むセルロース質(紙・木くずなど)を含んでいることがあり、また年中一定の温度が保たれているため、シロアリにとって快適な生息場所になるといえるでしょう。
床材や基礎の木材
建物の基礎部分や床材に木材が使用されている場合、そこからシロアリが侵入するリスクもあります。特に湿気がこもりやすい場所は要注意です。
特に木造建築の基礎部分には、土台や床束(床を支える柱)といった重要な木材が使われています。これらは地面に近いため、湿気の影響を受けやすく、シロアリの最初の侵入経路となる場合もあるでしょう。
シロアリの厄介な点は、木材の表面は残し、内部の柔らかい部分だけを食べる習性があることです。そのため、表面からは被害が分かりにくく、気づいた時には内部がスカスカになっているというケースがよくあります。
保管されている資材や製品
工場や倉庫には、木材や木製のパレット・紙・段ボール・布製品・古い家具など、シロアリの餌となるものが大量にあります。特に床に直置きされた段ボールは、湿気を吸収しやすく、シロアリの格好の住処となるでしょう。
建物の構造
鉄骨造の建物でも、木材が使用されている部分(梁・壁・間仕切りなど)や、保管されている木製品に被害が出る可能性はあります。倉庫の天井にある梁(はり)がイエシロアリの被害にあった事例も報告されているため注意が必要です。
倉庫や工場でシロアリ被害を放置するとどうなる?|リスクを解説
倉庫や工場でシロアリの被害を放置すると、とても深刻な事態を招きます。単に木材が食べられるだけでなく、事業活動に大きな支障をきたし、人命に関わるリスクも発生するため注意したいところです。
構造物の劣化と倒壊リスク
シロアリは建物の構造材である土台・柱・梁などを内部から食い荒らします。放置すると、これらの重要な木材がスカスカになり、建物の強度が著しく低下する可能性もあるでしょう。シロアリ被害によって構造材が弱くなった建物は、地震の揺れに耐えられず、倒壊するリスクが大幅に高まるため注意が必要です。
また、倉庫の棚や床がシロアリ被害で弱くなると、保管している資材の重みに耐えきれず、突然崩落する可能性があります。作業員の安全が脅かされるだけでなく、製品や設備の破損にもつながるでしょう。
経済的損失の拡大
シロアリ被害を放置することは、初期の駆除費用をはるかに上回る多大な経済的損失を引き起こします。被害が進行すればするほど、駆除だけでなく建物の大規模な補修や建て替えが必要となり、費用が数百万円、場合によってはそれ以上になることもあるでしょう。
電気ケーブルの断線や設備の故障など、シロアリ被害が原因で工場の操業が停止すると、生産性の低下や納期の遅延など、計り知れない損害が発生します。
電気・通信設備の故障と火災リスク
シロアリは木材だけでなく、電気ケーブルや配管の断熱材に含まれるセルロースを食べることもあります。電気ケーブルの被覆をかじって内部の芯線がむき出しになると、ショートや漏電を引き起こし、火災の原因となるケースも珍しくなく、危険です。
シロアリの巣がケーブルに絡みつき、トラッキング現象(電極間に付着したほこりなどが電気を通すようになり、微小な放電を繰り返すことで絶縁材が炭化し発火に至る現象)によって出火した事例も報告されています。通信ケーブルが損傷すると、通信機器が故障したり、通信が途絶えたりすることもあるでしょう。
衛生問題
シロアリの活動は、カビや菌の繁殖を促し、建物の衛生環境を悪化させます。特に食品工場などでは、製品の品質管理にも影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
シロアリ被害が発生しているのか、確認する方法
倉庫や工場では、以下の点を定期的にチェックすることで、シロアリの早期発見につながります。倉庫や工場は規模が大きいため、従業員全員がシロアリの兆候を理解し、見つけ次第報告する体制を築くことが理想的です。
ただし、一度シロアリが発生すると個人での駆除は難しいため、少しでも異常を感じたら、速やかに専門の業者に相談することをおすすめします。
床下や基礎周り
懐中電灯を持って床下点検口から入り、基礎コンクリートや木材に蟻道がないか、湿っていないかを確認します。
保管物のチェック
パレットに乗せられた段ボールや木箱の側面、内部にシロアリの痕跡がないか確認します。
設備周り
電気配線や配管の周囲、特に床下から壁に上がっていく部分に蟻道がないかチェックします。
シロアリ駆除や対策の工事費用・相場
・1㎡あたり:1,500円~3,500円程度
・1坪あたり:5,000円~11,500円程度
工場や倉庫のシロアリ駆除や対策にかかる費用は、建物の規模や被害状況、駆除方法などによって大きく変動します。ですの上記の価格は参考程度にお考えください。基本的に工場や倉庫は一般的な住宅よりも大規模なため、総額は高額になりがちですが、対処が早ければ早いほど、費用や損害を抑えられます。
工場や倉庫のシロアリ駆除費用は、以下の複数の要因によって決まりますので、参考にしてみてください。
①建物の規模と構造
面積:駆除費用は基本的に施工面積(床面積)に比例します。工場や倉庫は広大なため、住宅に比べて費用総額が大きくなるでしょう。木造か鉄骨造か、床下空間の有無や床の材質(コンクリート・土間・木材など)によっても、必要な工法や作業の難易度が変わり、費用に影響します。
コンクリート床のひび割れや配管周りへの薬剤注入など、特殊な作業が必要になる場合は費用が上乗せされることもあるでしょう。
②被害の状況
被害が軽微で局所的な場合は、部分的な薬剤注入や駆除作業で済むため、費用を抑えられる可能性があります。しかし広範囲に被害が及んでいる場合や、建物の構造材にまで及んでいる場合は、大規模な施工が必要となり、費用が大幅に上がるでしょう。
床下だけでなく、壁内・天井・保管されている資材など、複数の箇所で被害が確認された場合は、その分の費用が追加されます。
③駆除・対策の方法
シロアリ駆除には主に2つの工法があり、それぞれ費用が異なります。
バリア工法(薬剤散布)
床下や木部に直接薬剤を散布・注入し、シロアリの侵入を防いだり、駆除したりする方法です。即効性が期待できますが、薬剤の効果が持続する期間(通常5年間)が定められています。
ベイト工法(毒餌設置)
バリア工法よりも高価になる傾向があります。建物の周囲の地面に、シロアリが好む毒餌(ベイト剤)を詰めたステーションを複数設置し、シロアリに巣全体を壊滅させる方法です。薬剤散布を行わないため、人や環境への影響が少ないというメリットがあります。効果が出るまでに時間がかかることもあるでしょう。
【株式会社オハナ】倉庫・工場のシロアリ被害は早期対策が投資効率を高める
倉庫や工場におけるシロアリ被害は、木造部分に限らず断熱材や紙資材、パレット、さらには電気ケーブルにまで及び、事業継続に深刻なリスクを与えます。被害を放置すれば構造劣化や操業停止、火災事故に発展する可能性もあり、法人経営における損失は計り知れません。
株式会社オハナでは、倉庫・工場の規模や構造に応じた調査・駆除・防除工事を提案し、費用対効果の高い予防策を実現します。バリア工法やベイト工法といった複数の施工方法を適切に選定することで、安全性と確実性を兼ね備えたシロアリ対策を提供可能です。
法人様にとってシロアリ防除はコストではなく、建物資産と操業環境を守るための戦略的投資といえるでしょう。倉庫や工場のシロアリ点検や防除工事をご検討中の方は、
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