お役立ちコラム

倉庫の断熱塗装はいくら?費用相場と光熱費削減の回収年数をシミュレーション

著者:庄嶋 善則

倉庫の断熱塗装はいくら?費用相場と光熱費削減の回収年数をシミュレーション

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です。

倉庫は在庫や商品を守るだけでなく、物流効率を支える重要な施設ですが問題もあります。夏場は高温になりやすく、冬場は冷え込みやすいという環境に関する課題です。とくに空調設備を使う倉庫では電気代が大きな負担となり、冷暖房の効率化が求められています。

真夏は暑過ぎて真冬は寒過ぎるような作業環境では、個々人のパフォーマンスにも業務にも悪影響が出るものです。離職率や求職者の応募にも関係してきます。

このような背景から対策として注目されているのが「断熱塗装」です。断熱塗料を屋根や外壁に塗布することで、太陽熱や外気の影響を抑え、空調負荷を軽減できます。

そこで今回のお役立ちコラムでは、倉庫に対する断熱塗装や費用相場についてくわしくお話しします。あわせて業者選びの注意点も解説し、導入を検討する担当者が「費用対効果の見通し」を立てられる内容です。

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倉庫の断熱塗装はコスト削減につながる?

倉庫の断熱塗装はコスト削減につながる?

倉庫の断熱塗装は、単なる塗装工事ではなく光熱費削減に直結する投資です。メリットや効果を理解してから導入計画を立てることで、効果的な作業環境の改善が期待できます。

断熱塗装の基本原理と効果

断熱塗装とは、特殊なセラミックや中空ビーズが含まれた塗料を屋根や外壁に塗布し、輻射熱の影響を抑える工法です。輻射熱の侵入を効果的に防ぐことで、建物内部の気温上昇を抑えられます。

含まれている特殊なセラミックや中空ビーズが、塗膜内部に空気層を作って断熱材の役割を果たす仕組みです。断熱塗装を施工することで、夏は外部の熱が倉庫内部に伝わりにくくなりますし、冬は内部の熱が逃げにくくなります。

作業環境を快適にできれば、空調稼働時間を大幅な削減につながるのです。電力使用量を節約できますし、ピーク時の電力料金削減も期待できるのです。また、温度安定性の向上は在庫商品の品質保持にもつながります。施工後の塗膜は耐久性が高く、15年以上持続する製品もありますから、長期的な光熱費削減効果と効率的な投資回収が見込めるのです。

夏場の高温対策と冬場の保温効果

倉庫は一般の戸建て住宅より、建物自体の規模が大きなものです。屋根面積が広く、夏場は太陽熱の影響で内部温度が上昇します。断熱塗装を施工すれば従来の塗料と比較して、大幅に熱の侵入を抑えられるのです。これによって冷房の稼働時間や設定温度を下げられ、電気代の節約に直結します。

ある断熱塗料による実証実験でも、その効果は証明されました。3週間の測定期間の中で、気温上昇が高い8:00~11:00の間では約33%、日射の影響を受けない夜間で約25%の電力消費量を抑制したという結果が出たのです。

また、冬場は塗膜が内部の熱を逃がさないため、暖房効率が向上します。冬場になると雪が積もるような環境下でも、快適な作業環境を維持できるのです。とくに冷蔵倉庫だと、外気温変動によって冷房や暖房負荷が大きくなります。断熱塗装をすれば抑制が期待できるため、大きな光熱費削減効果が期待できるのです。季節を問わず温度変化に対抗できるのが、断熱塗装の大きなメリットと言えるでしょう。

参照:GAINA 効果検証② 遼寧省検査試験・認証センター検証

倉庫内温度の安定が在庫管理にもたらす影響

倉庫内温度の安定が在庫管理にもたらす影響

断熱塗装による庫内温度の安定化は、在庫管理に大きな利点をもたらします。食品、化学製品、電子部品など温度変化に敏感な商品の劣化リスクを低減でき、廃棄や返品のリスクを抑えられるのです。また、温度管理が不安定になれば製品へも影響が出ます。クレームが頻発すれば、信頼関係が失われて契約解除になりかねません。断熱塗装をすれば温度管理の負担も軽くなります。製品への悪影響リスクも減らせるため、取引先との良好な信頼関係を維持できるのです。

さらに、作業環境の快適性向上により、従業員の集中力や作業効率も改善されます。断熱塗装は単なるコスト削減策に留まらず、品質保持や作業環境改善という付加価値を生む投資と言えるのです。

倉庫断熱塗装の費用相場

断熱塗装は一般的な塗装より高額です。ただ、長期的に見ると効率的に光熱費を削減できれば短期間での投資回収も実現できます。

一般的な断熱塗装の施工費用

断熱塗装の費用は塗料の種類や施工条件によって異なります。代表的なガイナの場合、300㎡以上の屋根へ施工した場合、材料工事費共の価格として、4,300円/㎡です。

ただし、実際の塗装工事では、他にも費用が加算されます。プライマーのような下地塗装をはじめ、洗浄やケレンのほか、下地補修や足場代が加算されるのです。この点は、各施工業者で変わるため、依頼する際は見積もりを出してもらって比較検討が求められます。

中位グレードのシリコン塗料は3,300円/㎡程度ですから割高です。1,000㎡の倉庫の屋根塗装をするならトータル430万円以上で、大型倉庫なら1,000万円を超える場合もあります。ただし、耐用年数は15年以上とシリコンよりも長期なのが強みです。長期的に光熱費を削減できることを考えた検討が求められます。

参照:株式会社日進産業 ガイナ設計価格表

倉庫規模や用途で投資回収の年月は変わる

断熱塗装によって大きな効果を得られるのは、冷蔵倉庫や物流センターです。空調効率改善による削減効果が大きいためで、投資回収が早まります。

倉庫の規模が大きいほど光熱費削減効果も比例して大きくなるため、初期費用は高くても、長期的に見れば費用対効果は高いと言えるのです。

下地処理や既存塗膜の状態に注意

屋根や外壁の劣化状況や既存塗膜の状態により、下地補修の費用が高くなる場合もあります。古い塗膜の除去や錆止め処理、防水層補修が必要な分、手間がかかるからです。屋根材や外壁材によっては補強工事も求められます。

そのため信頼できる塗装業者による現場調査を適切に行い、下地処理も含めた見積もりを出してもらわなければなりません。

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光熱費削減と投資回収年数

光熱費削減と投資回収年数

初期投資の大きさに対し、どの程度で元が取れるかは導入を判断する上でも重要です。以下、投資回収を検討するためのポイントをくわしくお話しします。

空調負荷の低減による電気代削減効果

たとえば年間の電気代が約125万円とします。冷房費だけを見ると、総電気代の30%を占める場合は、以下の金額です。

1,250,000円✕0.30=375,000円

仮に断熱塗装による夏場の冷房使用量を30%削減できたとしたら、375,000円×0.30=112,500円が電気代の削減として期待できるのです。

断熱塗装の施工費が200万円かかったとすると、投資回収期間は約17. 8年となります。大規模倉庫となれば、さらに大きな金額を削減できます。注意したいのは空調利用が少ない倉庫です。空調利用が少ないなら、電気代も少なくなります。投資回収が10年以上かかることもありえるのです。そのため導入前のシミュレーションが必須です。

応募できる補助金や助成制度

導入コストを抑えるため、補助金活用も有効です。国の「省エネ補助金」や自治体の独自制度により、施工費用の1/3〜1/2程度補助される場合があります。

たとえば500万円の施工費がかかっても1/3の補助が出れば、実質負担は約330万円です。回収期間も短縮されますから、補助金の活用は導入のハードルを大幅に下げられます。

ただし、補助金があったとしても申請条件を満たしていなければ受けられません。また、省エネだとしても、塗装工事は対象外になるケースも多々あります。そのため、断熱塗装で補助金を利用する場合、条件に当てはまっているか自治体のホームページで入念なチェックが必要です。さらに施工業者と計画的に準備する必要があります。書類の準備、写真添付、工期スケジュール調整も重要です。

導入前に確認すべき注意点

倉庫用途に合わせた塗料選びが必要です。常温倉庫だと、夏の高温対策がメインとなります。施工コストを抑えながら、冷房負荷を軽減できるでしょう。

冷蔵や冷凍倉庫は断熱塗装に適しています。冷房負荷の減少や、内部温度の安定化も見据えた選定が必要です。断熱塗料の厚みや塗布回数を増やせば、冷蔵効率を高められますから、光熱費削減効果を最大化できます。

精密機器や薬品倉庫は、温湿度管理に配慮しなければなりません。断熱性能だけでなく、耐水性や耐候性のほか、防錆性や耐薬品性を備えた特殊塗料も適しています。

長期的な投資効果と安心できる運用

断熱塗装は初期費用こそかかるものの、光熱費削減と作業環境改善に直結する投資です。以下のポイントと照らし合わせて、導入するか検討しましょう。

  • 倉庫の用途と空調負荷
  • 屋根・外壁の現状と下地状態
  • 塗料の性能・耐用年数
  • 施工業者の実績・保証内容
  • 補助金の適用条件

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【株式会社オハナ】倉庫断熱塗装で「光熱費削減×快適環境」を実現するなら今が好機

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倉庫の断熱塗装は、単なる塗装工事ではなく「長期的な経営投資」です。夏場の冷房負荷軽減と冬場の保温効果により、光熱費削減と作業環境改善を同時に実現できます。

特に物流センターや冷蔵倉庫のように空調負荷が大きい施設では、導入効果が顕著で、投資回収期間を短縮できるケースも少なくありません。また、在庫商品の品質保持や従業員の定着率向上など、間接的な経営メリットも見逃せない要素です。

一方で、断熱塗装は初期費用が高額になるため、下地の劣化状況や塗料の耐用年数、補助金適用の有無を含めたシミュレーションが欠かせません。補助金や助成制度を活用すれば実質的な負担を抑え、投資回収を加速できます。

株式会社オハナでは、現地調査から費用試算、補助金申請サポートまで法人様向けに一貫対応しております。倉庫の用途・規模・運用条件に応じた最適な断熱塗装プランをご提案し、長期的なコスト削減と安心できる稼働環境を実現いたします。導入をご検討の企業様は、問い合わせフォーム・メール・お電話・ショールームにてお気軽に株式会社オハナまでご相談ください。

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