お役立ちコラム

工場外壁の補修方法を徹底解説|ひび割れ・錆びの原因別対策と費用相場

著者:庄嶋 善則

工場外壁の補修方法を徹底解説|ひび割れ・錆びの原因別対策と費用相場

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です。

工場の外壁は、日々の雨風や紫外線、さらには内部設備からの排熱や振動によって絶えず劣化しています。とくに築年数が経過した工場には注意が必要です。ひび割れや錆びが進行し、見た目だけでなく構造的な安全性や生産環境の快適性にも悪影響を与えます。

工場の老朽化やひび割れや錆びに対抗するには、補修しなければなりません。ただし、部分補修で済む場合と全面改修が必要となるケースもあります。部分補修か全面補修かで費用や工期も異なるのです。

工場経営者にとっては、工期も費用も経営に大きな影響を与える要因となります。外壁塗装業者や補修業者に依頼するためにも、事前に情報収集をしたいのは当然です。

そこで今回のお役立ちコラムでは、工場外壁の補修方法についてくわしくお話しします。「どの補修方法が適切なのか?」「予算や稼働スケジュールをどのように考えればよいか」を具体的に判断できるようになるでしょう。

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外壁補修の基本的な考え方と判断基準

外壁補修の基本的な考え方と判断基準

工場外壁の補修を検討するなら「部分補修で対応できるのか」「全面改修が必要か」を明確に判断することが重要です。部分補修は劣化範囲が限られている場合に有効で、コストと工期を抑えられる一方、補修を繰り返すうちにかえって長期的な負担が増える場合もあります。

全面改修は初期費用が高額です。ただし、耐用年数の延長や資産価値の維持につながります。判断の目安となるためには以下のポイントを押さえることが重要です。

  • 劣化範囲の広さ
  • 下地や鉄骨部への影響度
  • 工場の稼働状況

現地調査で劣化原因を特定し、最適な補修方法を選択することが重要です。そうすることで、コスト削減と工場を安定的に稼働させることにつながります。

福岡市の外壁塗装の費用相場

本格的な補修をするなら、外壁塗装が視野に入ります。福岡市を例にすると、外壁塗装の塗装のみの費用相場は30坪〜40坪で約60万円〜130万円です。

外壁塗装は地域によって価格が変わります。地域特有の気候にも大きな影響を受けるからです。たとえば、湿度や台風や紫外線の多さなどが、費用に影響を与えます。さらに塗装面積はもちろん、建物の形状や資材や施工コストなども関係するのです。

また、外壁塗装という「塗装」だけの費用か「足場」「シーリングの打ち替え」の有無でも費用は変わります。そのため160万円前後になる可能性もあると考えておいたほうがいいでしょう。

ひび割れへの補修方法と工期・費用

工場外壁のひび割れの原因は多岐にわたります。コンクリートやモルタルの乾燥収縮、地盤沈下、振動など複数の要因が考えられるのです。

軽度のひび割れならシーリング材や樹脂を注入する部分補修で対応できます。工期も数日程度で費用は5万円〜10万円に収まる程度です。

ただし、ひび割れの範囲が広かったり下地まで達したりしていると、本格的な工事が求められます。たとえば、外壁材の張り替えや下地補強が必要です。ひび割れの規模や住まいの規模によっては、120万円〜300万円程度はかかる計算となります。

外壁の劣化を放置すると雨水が侵入し、雨漏りにつながるので厄介です。たとえば内部の木材や鉄筋が腐食する危険性が高まります。高額な設備や機器が濡れて故障するリスクもあるのです。

そうなると、外壁だけの問題ではなくなり、全面的なリフォームが必要になりかねません。

錆びへの補修方法と工期・費用

鉄骨造や金属サイディングを採用している工場では、錆びの進行が大きな課題です。錆についてはケレン作業という下地処理を行います。

紙やすりや電動工具で錆だけではなく、古い塗膜も除去するのです。軽度の錆びなら、錆落としと防錆塗料の塗布で対応できるでしょう。ただ、費用に関しては現状を見ないとわからない面が多々あります。規模によりますし、外壁でも高所なら足場を組まなければなりません。

範囲も狭いなら、数万円程度で収まる可能性はあります。ただ、高所で足場を組むなら数十万円程度かかる可能性も出てくるのです。軽度で範囲も狭いなら、工期も1週間前後で完了するでしょう。

問題は腐食が進んで穴が開いていたり、強度の低下が見られたりする場合です。外壁パネルを交換したり、鉄骨を補強したりするような大規模な補修も選択肢に入ります。この場合、費用も100万円以上になる可能性が出てくるでしょう。規模の大きな工場なら数百万円以上かかる可能性も十分にありえます。工期も数週間から数か月はかかるのです。

一般的な戸建てでも外壁補修は数十万円かかるような工事となります。外壁材がALCや金属パネルの場合は施工の難易度が高くなり、費用が高くなる傾向です。ひどい状況になる前に早期補修をすれば、大規模修繕を避けられます。

部分補修と全面改修の選び方

部分補修と全面改修の選び方

部分補修は「劣化が局所的」「稼働を止められない」「短期的な予算を重視する」場合に適しています。一方、全面改修は「老朽化が全体に及んでいる」「防水性や断熱性を根本から改善したい」「長期的にメンテナンスコストを削減したい」といったケースです。

工場は機械から発生する熱や湿度が高い環境下にあります。局所的な補修で済ませるより早い段階で全面改修を選んだ方が結果的にコストを抑えられる場合が多々あるのです。補修方法の選択は、現状の劣化度合いと将来的な経営計画を照らし合わせた判断が求められます。

外壁補修や診断方法は日々進化している

近年の工場外壁補修では、最新技術の導入が進んでいます。従来よりも効率的で精度の高いメンテナンスが可能です。たとえばドローンを駆使した点検は、最新技術の代表格と言えます。

ドローンなら職人が危険な高所に登って広範囲を調査しなくて済みますし短時間です。作業員の安全確保や調査コストの削減につながります。

赤外線サーモグラフィーを用いた診断も代表格です。外壁内部の水分侵入や断熱材の劣化を可視化でき、目視では発見が難しい不具合を早期発見できます。また、AIを活用した画像解析も出てきました。問題箇所の自動抽出やレポート作成も可能です。

これらの技術を活用すれば、無駄のない補修計画を立てやすくなります。結果、長期的なコスト削減にもつながるのです。

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工場の外壁塗装で依頼者側が抑えておきたい注意点

工場の外壁塗装で依頼者側が抑えておきたい注意点

工場の外壁塗装を依頼するなら、注意したいポイントがいくつかありますので、以下でくわしくお話しします。

材料にこだわる

工場外壁の補修では材質や施工環境に適した材料を選ぶのがポイントです。たとえば補修だけではなく外壁塗装もする場合、塗料選びも慎重な判断が求められます。

「費用が安い」というだけで選ぶと後悔するからです。アクリル塗料は安価ですが10年も持ちません。つまりすぐに外壁塗装が必要となります。

基本的に「耐候性・防水性・防錆性」の高いものを選ぶことで、形成される塗膜の寿命が延びて、メンテナンスサイクルを長くできるのです。

ほかにも、低汚染塗料やセルフクリーニング機能を持つハイグレード塗料も開発されています。遮熱塗料は、太陽光を反射することで輻射熱対策ができるのです。

必要に応じて導入を検討することで、外壁の耐久性向上と作業環境改善を実現できます。

施工品質の確認

工事が始まってからチェックしたいのは下地処理が適正に行われているかどうかです。錆びや劣化部分の除去が十分に行われていないと、塗装してからすぐに剥がれや錆びが再発する原因となります。

塗料の厚み・塗布回数

メーカー規定の塗布量や塗り回数が守られているかチェックします。適正な厚みで施工されていない場合、耐久性が落ち、劣化が早まるからです。

施工業者にどのような塗料を使用するかチェックしましょう。メーカーのホームページに該当する塗料の情報をチェックするのが重要です。直接、問い合わせをしてもいいでしょう。

また、塗装の工程は「下塗り→中塗り→上塗り」を基本とします。中塗りを抜くといった工程の省略があれば、担当者への再確認が必要です。不足するなら、塗膜の密着性や耐久性に影響します。

作業中の写真や作業日報を提供してくれる施工業者なら安心です。信頼性が高いですし、トラブルが発生したとしても作業日報があれば証拠として役立ちます。

工場外壁補修における工期と安全対策のポイント

塗装の乾燥時間や部分補修の順序を考えて、現場に支障が出ないようなスケジュールの構築が必要です。強引に短工期で依頼すると、施工不良につながりかねません。

保証内容の確認

保証やアフターサービスがないと、万が一トラブルが発生した場合、裁判沙汰につながりかねません。保証内容の範囲や期間は十分かチェックが必要です。

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【株式会社オハナ】工場外壁の最適補修を“確実・迅速・適正コスト”で—まずは診断と計画づくりから

【株式会社オハナ】工場外壁の最適補修を“確実・迅速・適正コスト”で—まずは診断と計画づくりから

工場外壁のひび割れ・錆び対策は、劣化原因の特定(乾燥収縮・振動・雨水浸入・腐食)と劣化範囲の把握が起点です。部分補修で稼働を止めずに最小コストで直すのか、全面改修で防水・耐久・断熱まで根本改善するのか

——この判断を誤ると、雨漏り・設備故障・生産停止といった損失が拡大します。

株式会社オハナは、現地調査→劣化診断→仕様設計(シーリング、樹脂注入、ケレン防錆、パネル交換、塗装仕様最適化)→工程計画まで一気通貫。工期・稼働影響・安全対策を織り込んだ実行性の高い補修計画をご提示します。材料は耐候・防錆・防水・低汚染・遮熱等を条件適合で選定し、下地処理・塗布量・工程遵守を徹底。

将来コスト(再劣化・停止時間)まで見据え、総保有コストを最小化します。ご相談は問い合わせフォーム・メール・お電話・ショールームにて。法人稟議用の見積・工程・安全計画・保証書式まで、株式会社オハナが迅速にご用意します。

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著しく低いと言われております。
特に、お家の防水に関しては定期的なメンテナンスが必要です。
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