お役立ちコラム

台風や塩害に負けない!高耐久塗料の選び方と失敗しない塗装術

著者:庄嶋 善則

台風や塩害に負けない!高耐久塗料の選び方と失敗しない塗装術

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!

💬「台風が来るたびに外壁の汚れや劣化が気になる…」

💬「沿岸部に住んでいるけど、塩害に強い塗料はどれ?」

💬「高耐久塗料って高いけど、本当にコスパはいいの?」

日本の住宅は、台風や塩害といった過酷な環境と常に隣り合わせです。とくに、近年は大型台風の上陸や異常気象が増え、外壁の劣化スピードは想像以上に早まっています。2025年にもすでに台風によって被害を受けた地域が目立っています。

そんな中、注目されているのが高耐久塗料です。従来の塗料に比べて寿命が長く、台風や塩害に強い特性を持っています。今回のお役立ちコラムでは、台風や塩害に負けない高耐久塗料の種類や特徴を踏まえた塗装術をお話していきます。

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台風・塩害に強い高耐久塗料とは?

台風・塩害に強い高耐久塗料とは?

高耐久塗料とは、通常の塗料に比べて紫外線・雨風・塩害といった外的要因に強く、長寿命を実現できる塗料を指します。

日本の住宅は以下のような懸念点が考えられます。

  • 台風による強風と豪雨:外壁に大量の雨水が叩きつけられ、ひび割れや隙間から浸水の恐れが高まる。
  • 沿岸部の塩害:海風に含まれる塩分が外壁や金属部分に付着し、サビや劣化を加速させる。
  • 紫外線:強い日差しによって塗膜が分解され、チョーキングや色あせを引き起こす。

高耐久塗料は、こうしたトラブルに耐えられる性能を備えているのです。だからこそ、選択するシーンになったときには、ただ「塗る」ではなく家を守り続けるという視点をもつことが大切です。

福岡県はトリプルリスク!?台風・塩害・高湿度に備える高耐久塗料選び

福岡県は外壁塗装にとって、とくに過酷な環境条件が重なる地域です。

  • 台風リスク:毎年のように接近や直撃を受けるため、強風と豪雨が外壁に集中し、塗膜の劣化やひび割れを一気に進行させます。
  • 塩害リスク:沿岸部では潮風の影響を受けやすく、金属部のサビや塗膜の剥離が加速します。内陸部でも風向きによっては塩害被害がおよぶことがあるため注意です。
  • 高湿度リスク:夏場の蒸し暑い気候は、藻やカビの発生を助長し、外壁の美観や耐久性を大きく損ないます。

この「トリプルリスク」が重なる福岡では、通常のシリコン塗料では劣化スピードが早まりやすく、数年で再塗装が必要になる事態にもなりかねません。だからこそ、高耐久グレードに位置する塗料を選ぶことが重要なのです。

これらは耐候性・防水性・防汚性に優れ、台風や塩害にさらされる過酷な環境でも長期間性能を維持できます。地域性に合った塗料を選ぶことで、結果的にメンテナンスコストをおさえ、住まいを長く守ることにつながります。

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高耐久塗料の種類と特徴

高耐久塗料の種類と特徴

世の中には多くの塗料が出回っていますが、耐久性や費用、施工難易度は種類によって大きく異なります。さらに、同じ高耐久でも得意分野がそれぞれ違います。つまり「人気だから」「長持ちすると聞いたから」といった長所だけで選ぶと、地域特性や住まいの条件に合わず、期待した効果を得られないこともあるのです。

ここでは代表的な高耐久塗料を取り上げ、それぞれの特徴を整理していきます。自分の環境やライフプランに最適な選択をするための参考にしてください。

①シリコン塗料

耐用年数:約10〜12年

長所:コストが安めで普及率が高い。汚れにくく、バランス型。

短所:紫外線や塩害には強くなく、沿岸部では劣化が早まる可能性あり。

初期費用をおさえたい人には選ばれやすいですが、台風や塩害に特化するなら少し不安が残ります。

②フッ素塗料

耐用年数:約15〜18年

長所:防水性・耐候性が高く、塩害にも強い。ツヤが長持ち。

短所:シリコンより高額。

沿岸部や台風常襲地域では安心感が高く、長期的なコストパフォーマンスも良いです。

③無機塗料

耐用年数:約20年以上

長所:ガラスや鉱物を主成分に持ち、紫外線・塩害に非常に強い。ほぼ最上位の耐久性。

短所:初期費用が高く、施工技術が求められる。

「一生に何度も塗り替えたくない」「海沿いで劣化が早い」と悩む人に最適です。

④ラジカル制御型塗料

耐用年数:約12〜15年

長所:紫外線劣化を抑制する新技術。シリコンより長持ち、価格はフッ素より安い。

短所:発売から比較的新しいため、20年以上の実績は少ない。

コストパフォーマンスを重視しつつ耐久性も欲しい人に選ばれやすい傾向にあります。

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コストパフォーマンスの比較

塗料を選ぶときに大切なのは、耐久性と費用のバランスです。とくに30坪前後の住宅を想定すると、1回の施工費だけでなく年間の負担額を見た方が違いがわかりやすくなります。

  • シリコン系

施工費は70〜100万円ほどで、耐久性は10年前後。年に換算すると8〜10万円程度の負担イメージです。

  • フッ素系

相場は90〜120万円前後とやや高めですが、15年以上の耐用が期待できるため、1年あたりでは6〜7万円に落ち着きます。

  • ラジカル制御型

80〜110万円前後で施工でき、12〜15年はもつため、年換算すると6〜8万円に相当します。

  • 無機系

初期費用は100〜150万円かかるケースが多いですが、20年クラスの長寿命を考えると、年5〜6万円と実は割安なのです。

こうして比べてみると、初期費用は高いものの長期的にはお得な塗料と、初期の出費はおさえられても塗り替えサイクルが早い塗料に分かれることがわかりますね。コストの比重をどのタイミングに置くのかで選び方が変わってきます。

つまり、コストパフォーマンスを考えると単に「安い塗料を選ぶ」のではなく、ライフプランや地域環境に合った長期的なコストバランスで判断するのが賢い塗装術なのです。

台風・塩害エリアで失敗しない塗料選びのコツ

高耐久塗料といっても、オールラウンドではありません。大切なのは、立地条件や環境に合った塗料を選ぶことです。合わない塗料を使えば、いくらグレードが高くても数年で劣化してしまうこともあり得ます。

沿岸部

海からの潮風は塩分を含んでおり、金属部材や塗膜の劣化を急速に進めます。塩害が強いエリアでは、無機塗料やフッ素塗料のように「親水性が高く塩を流しやすい塗料」や「塩分に強い耐候性をもつ塗料」を選ぶのが基本です。

台風常襲地帯

豪雨や強風にさらされる地域では、防水性だけでなく「塗膜に柔軟性があるか」も重要です。硬すぎる塗料だと外壁の動きに追従できず、クラックが発生して雨漏りにつながるリスクがあります。弾性塗料や高耐久フッ素で柔軟性を確保すると安心です。

日射が強い地域

南向きの壁や、日照時間が長い地域では紫外線による塗膜劣化が早まります。こういった地域では、紫外線を分解しにくい無機塗料や、近年人気のラジカル制御型塗料が有効です。退色やチョーキングを防ぎ、美観を長期間維持できます。

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福岡で高耐久塗料を活かすための施工のポイント

福岡で高耐久塗料を活かすための施工のポイント

高耐久塗料だからといって、20年安泰なわけではありません。耐用年数の長さだけで判断せず、定期点検やメンテナンスサイクルを考慮することが成功のカギです。10年持つはずの塗料でも、途中の点検を怠れば数年で不具合が出ることもあります。

塗料の性能を最大限に発揮させるには、施工の質とアフターメンテナンス体制が欠かせません。

  • 下地処理の徹底:汚れや旧塗膜を残すと新しい塗料が密着せず、数年ではがれる。
  • 3回塗り工程:下塗り・中塗り・上塗りの基本を守る。
  • シーリング補強:台風時はサッシや目地から水が侵入しやすい。シーリング強化が必須。
  • 金属部材の防サビ処理:沿岸部では雨樋や金具のサビ対策も忘れずに。

高耐久塗料を選んでも、施工や点検をおろそかにすれば効果は半減します。

福岡で台風・塩害対策に強い施工店の見分け方

塗料の性能は、薬の効き目のようなものです。どれだけ良い薬でも、誤った診断や処方では効果を発揮できませんよね。外壁塗装も同じで、塗料そのものよりも「誰が扱うか」こそ寿命を決めるカギになるのです。

チェックすべきポイントを、車検や健康診断になぞらえて整理してみます。日常生活にある身近なものに置き換えながら考えていくことで、業者選びのハードルがグッと下がりますよ。

見積もりは「処方箋」だと思って確認する

「高耐久塗料一式」とだけ書かれた見積もりは、薬の名前しか書かれていない処方箋のようなものです。信頼できる業者は、下地処理やシーリング充填などの治療ステップを段階ごとにきちんと書き出します。

施工実績はカルテのように確認する

グレードの高い塗料は扱いが難しいため、経験の浅い職人では本来の性能を引き出せません。施工写真や過去事例は、医者でいう過去の診療記録です。どれだけ同じ症例を扱ってきたかが腕の信頼度につながります。

保証やアフター対応は定期健診と同じ

塗装は、工事が終わってから数年後に不具合が見えることがあります。保証や点検体制が整っていない業者にまかせるのは、検診なしで病気の早期発見を逃すようなものです。長期的に安心できる仕組みがあるかを必ず確認しましょう。

地域特性にくわしいかどうかは地元のかかりつけ医にあたる

台風や塩害リスクが高い地域では、その土地ならではの症状(劣化パターン)を知っている施工店が頼りになります。福岡のようなエリアでは、地域密着で長く営業してきた業者を選ぶ方が、いざというとき迅速に対応してくれるのです。

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福岡で台風や塩害に困ったらOHANAにご相談ください

福岡で台風や塩害に困ったらOHANAにご相談ください

「今の状態ってどうなの?」「どんな塗料が合うの?」相談段階でも構いません。心の中にあるモヤモヤを溜め込まずに、お気軽にご相談ください。

おうちのかかりつけ医OHANAでは、福岡エリアを中心に地域密着で屋根・外壁塗装をおこなっております。

『オハナ』とは、ハワイ語で家族・仲間という意味です。オハナという言葉の通り、家族のように親身にご対応させて頂きます。診断や見積書の作成もおこなっておりますので、現状把握や費用把握の際にもお声がけいただけると幸いです。

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特に、お家の防水に関しては定期的なメンテナンスが必要です。
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