お役立ちコラム

福岡市で和風住宅をリフォームする費用相場とは|和の趣を残しつつ快適性をアップさせる方法

著者:庄嶋 善則

福岡市で和風住宅をリフォームする費用相場とは|和の趣を残しつつ快適性をアップさせる方法

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古き良き日本の趣を残す和風住宅。しかし、長年住んでいると断熱性や設備の老朽化、動線の不便さなどが気になってくるものです。福岡市内でも、和の風合いを活かしつつ、現代的な機能を取り入れた「調和型リフォーム」のニーズが増えています。

今回のお役立ちコラムでは「福岡市で和風住宅をリフォームする際の費用相場と工事のポイント」について詳しく解説します。

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和風住宅リフォームの現状と「和→洋」への需要

和風住宅リフォームの現状と「和→洋」への需要

かつては「和の住まい」として人気だった和風住宅も、時代とともに生活様式が変わる中で、不便さや老朽化が目立つようになってきました。とくに福岡市のように夏の湿度が高く、冬場は底冷えする気候では、断熱性や気密性の弱さが暮らしのストレスに直結することもあります。

そこで注目されているのが、外観や一部の意匠は残しつつ、内装や設備を現代仕様にアップデートする「和モダンリフォーム」という考え方です。単なる洋風化ではなく、素材や空間のバランスを活かすリフォームが、住まいの快適性と美観を両立させています。

機能性重視の傾向と和風要素の活かし方

最近のリフォームでは、生活動線や利便性を優先した機能性重視の工事が主流となっています。特に築30年以上の和風住宅では、間取りが現代の暮らしに合っておらず、仕切りが多かったり水まわりが不便だったりするケースが多く見られます。

こうした課題に対して、開放感のあるLDKへの間取り変更や、床材をフローリングへ張り替える施工がよく選ばれています。ただし全面的な洋風化を行うのではなく、梁や柱を見せるデザインを残すことで、和の趣を保ちながら暮らしやすさを向上させるリフォームが好まれています。

福岡市内でも、伝統的な瓦屋根をそのままに、室内の快適性を重視する“ハイブリッド型”のリフォームが増えており、地域性を活かした住まいづくりが見直されています。

断熱性・動線・設備更新が主なリフォーム対象

和風住宅のリフォームで特に多いのが、断熱性能の強化と住宅設備の刷新です。昔ながらの和室や土壁は通気性が高い反面、外気温の影響を受けやすく、冬は寒く夏は蒸し暑いという声が少なくありません。

そのため、床下・天井・壁への断熱材の追加や、アルミサッシから樹脂サッシへの交換、内窓(二重窓)の設置など、省エネ・快適性の向上を目的とした工事が多く選ばれています。これに伴って、給湯器・キッチン・ユニットバスといった設備の更新もセットで検討されることが一般的です。

また、生活導線の見直しも重要です。和室中心の区切られた空間から、バリアフリーや回遊動線を取り入れたレイアウトに変更することで、住み心地が大きく改善されます。

完全洋風化ではなく融合型リフォームが主流に

近年では、和風の意匠を一切取り除いてしまうのではなく、素材や形状の一部を残しつつ機能性を高める融合型のリフォームが主流です。たとえば、畳を撤去してフローリングを敷いても、壁の一面には塗り壁を残したり、既存の柱や長押(なげし)を活かすことで、空間に落ち着きと統一感を持たせることができます。

とくに福岡では、古民家や和風住宅をリノベーションして店舗や事務所として活用するケースも多く、「完全洋風化しない」デザインが価値を生み出す傾向があります。リフォームにおいても、元の建物の持つ良さを見極め、不要な解体や過剰な施工を避けることが、コストパフォーマンスと満足度の両立につながります。

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部位別に見るリフォーム費用相場

部位別に見るリフォーム費用相場

和風住宅のリフォームを計画する際、全体の金額をざっくりと見積もるだけでは不十分です。費用は工事の内容や施工範囲、使う素材によって大きく変動するため、部位ごとの相場を把握することが、適正価格で納得のリフォームを進める第一歩となります。

福岡市内で実際に多いリフォーム事例を基に、外観・内装・水まわりの代表的な工事と費用感を見ていきましょう。

外観・外構:瓦屋根・塗装・門扉の相場

和風住宅の外観において、特徴的なのが瓦屋根や塗り壁、木製の門扉や塀などの意匠です。これらを美観・防水性の両面で維持するためには、適切なタイミングでの補修や塗装が欠かせません。

福岡市内での施工相場は以下のとおりです。

  • 瓦屋根の葺き替え:1坪あたり6〜9万円前後(屋根全体で120〜200万円程度)
  • セメント瓦の塗装:30坪の住宅で約60〜100万円前後
  • 外壁塗り替え(ジョリパットや漆喰風仕上げ):60〜120万円程度
  • 門扉・塀の改修:20〜50万円が目安(素材・規模によって大きく変動)

瓦の種類や劣化状況、足場の有無によって金額は上下しますが、意匠性と防水機能を兼ねたリフォームには一定の予算が必要です。見た目の雰囲気を大きく左右する部分でもあるため、素材の選定には十分な時間をかけたいところです。

内装:畳→フローリング、襖・障子の活かし方と費用

内装リフォームでは、和室を洋室へ変更する工事が特に多く見られます。とはいえ、すべてを洋風化するのではなく、一部の和の要素を残すことで空間に温もりと落ち着きが生まれます。

  • 畳をフローリングに変更:6帖で約15〜25万円程度
  • 壁紙の張り替え(和紙調クロス):1㎡あたり1,200〜1,800円
  • 天井の塗装・木部補修を含む内装全体の更新:20〜40万円前後
  • 襖・障子の貼り替え:1枚あたり3,000〜8,000円程度

このような工事は「生活の質」を直に高める効果があり、見た目以上に快適さを実感できるポイントです。素材にこだわれば費用は上がりますが、量産品との比較で耐久性や質感が大きく異なるため、予算とのバランスを考えながら選定するのがコツです。

水まわり:浴室・キッチンの機能性アップと費用帯

和風住宅の水まわりは、古い設備がそのまま残っていることが多く、老朽化による不具合や使いづらさに悩む家庭が多く見られます。福岡市内の実例でも、キッチン・浴室・洗面台などのフルリフォームは頻出メニューです。

おおよその費用相場は以下の通りです。

  • システムキッチンへの入れ替え(配管工事含む):80〜150万円
  • ユニットバス化(在来浴室からの変更):100〜160万円
  • トイレ交換+内装:20〜40万円前後
  • 洗面台の交換と周辺の収納追加:15〜30万円程度

これらの工事は、日々の使いやすさに直結する部分であり、家全体の快適度を大きく左右します。補助金の対象となることもあるため、自治体の制度を確認しながら進めると費用を抑えられる可能性があります。

費用を抑えつつ理想を実現するためのコツ

費用を抑えつつ理想を実現するためのコツ

和風住宅のリフォームは、ただ設備を新しくすれば良いというものではなく、素材や意匠、住み心地とのバランスを取る必要があります。だからこそ「何を優先するか」「どこに予算をかけるか」の判断が重要になります。

希望通りの仕上がりを目指しながら、費用を抑えるための具体的な工夫を紹介します。

相見積もりとプランのすり合わせがカギ

最初にやるべきことは、複数の業者から見積もりを取ることです。同じ工事内容でも、業者によって数十万円単位で差が出ることもあり、比較することで無駄なコストに気づくことができます。

ただし、単純に金額だけで比較するのではなく、「どこに費用がかかっているか」を見極めることが大切です。たとえば、同じ「外壁の塗装」でも、下地処理や塗料のグレードによって施工品質に大きな差が出ます。

また、見積もり時点で「この内容だと費用がオーバーする」と感じた場合は、遠慮なくプランの優先順位を業者と相談しましょう。予算に合わせた代替案を提案できるかどうかも、信頼できる業者かどうかを見分けるポイントになります。

和風建築に強い業者選びで余計な施工を防ぐ

和風住宅のリフォームには、独自の施工ノウハウと美的感覚が求められます。木の扱い、漆喰や土壁の補修、瓦や和建具との調和を考えた提案ができるかどうかが、仕上がりの質を左右します。

そのため、業者選びでは「過去に和風住宅のリフォーム経験があるか」を必ず確認しましょう。実績があれば、必要な施工と不要な施工の線引きを的確に行い、無駄な工事や過剰な変更を避けることができます。

とくに注意したいのは、洋風住宅向けのパッケージプランをそのまま和風住宅に適用しようとする業者です。見た目や素材感のちぐはぐさに加え、構造との相性が悪くなる可能性もあるため、和風に特化した業者とじっくり打ち合わせすることが理想です。

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予算別・優先順位のつけ方と補助制度の活用

限られた予算の中で理想の住まいを実現するには、「どの工事を優先するか」の判断が重要です。たとえば予算が200万円程度であれば、水まわりの機能性向上に重点を置き、外観は最低限の補修にとどめるといったメリハリのある配分が効果的です。

また、福岡市や国の補助金制度を活用すれば、自己負担を軽減できるケースもあります。具体的には以下のような制度があります。

  • 住宅省エネキャンペーン(断熱・窓・給湯機器など)
  • 福岡市の高齢者住宅改修助成(バリアフリー工事など)
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業(性能向上を伴う大規模改修)

こうした制度は年度によって内容が変わるため、リフォーム前に制度の有無を確認し、対象となる工事を選ぶことで、無理のないリフォームが可能になります。

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和の趣を残しつつ、暮らしやすさと機能性を両立させるリフォームは、技術力と美的感覚の両方が求められる繊細な工事です。福岡市では、こうした和風住宅のリフォーム需要が年々高まっており、費用相場もある程度明確になってきています。

外観の塗装や瓦の補修、内装の一部改修から水まわりの刷新まで、工事範囲はご家庭によってさまざまですが、予算を有効活用するためには「必要な工事の見極め」と「業者選び」が大切です。

おうちのかかりつけ医OHANAでは、和風住宅の施工実績も豊富にあり、外観の美観と現代的な快適性を両立させる“融合型リフォーム”をご提案可能です。施工前の丁寧なヒアリングを通して、優先順位の整理や補助金の活用アドバイスまでしっかりサポートいたします。

まずは問い合わせフォーム・メール・お電話・ショールームへのご来店のいずれかで、お気軽にご相談ください。お客様の理想とご予算に寄り添いながら、後悔のない住まいづくりをお手伝いします。和風住宅の魅力を大切にしたい方は、ぜひ「おうちのかかりつけ医OHANA」にお任せください!

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著しく低いと言われております。
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